再び読書づく
東野圭吾「魔球」 結局二日で読了。早熟の天才を襲った悲劇を鮮やかに、そしてやさしく描く。読みながら、すべての伏線が見事につながっていくのをただ見ているしかなかった。悲しい話だけど、最後は少し救われるね。 稲垣史生「考証… 続きを読む »
東野圭吾「魔球」 結局二日で読了。早熟の天才を襲った悲劇を鮮やかに、そしてやさしく描く。読みながら、すべての伏線が見事につながっていくのをただ見ているしかなかった。悲しい話だけど、最後は少し救われるね。 稲垣史生「考証… 続きを読む »
東野圭吾「魔球」(講談社文庫) 読書のリハビリ第二弾。こないだの「風の果て」と同時に買ったもの。東野圭吾の初期作品で青春推理物となれば、読む前からおもしろいことはわかっている。慌てずに、少しずつ味わいながら読むぞ。
高島俊男「キライな言葉勢揃い」(文春文庫) これはおもしろい。短いコラム的なエッセーのひとつひとつに、言葉にまつわる疑問に対するしゃれた洞察と、外伝のような逸話がさらっと語られている。週刊文春の連載の文庫化だが、後日談… 続きを読む »
藤沢周平「風の果て(下)」 読了。物語に進行する抗い難い時の流れに取り込まれたかのごとく、あっと言う間に読まされてしまった。 かつての道場仲間たちは、家柄や野心の命ずるまま別々の道を歩むと思われたが、その道は思わぬと… 続きを読む »
見ての通り、最近は読書の時間がほとんどない。この日記に日常のすべてを書いているわけではもちろんないが、ここのところ話題にしていないことからも、興味がそれているのは明らかである。 ライブを聴きに行ったり、飲んでしゃべっ… 続きを読む »
宮沢章夫「茫然とする技術」 Village Vanguardで手にとって買ってみたが、あまりツボにはまらなかった。立ち読みした節がたまたま当たりだったようだ。今ではこの手の脱力系がありふれてしまったからかなあ。話題も微… 続きを読む »
宮部みゆき「夢にも思わない」 「今夜は眠れない」を読み終わってからすぐに取りかかったのに、心の余裕がなくてちびちびと読んでいたのだが、さっきやっと読み終わった。 前作よりもミステリーっぽい構成で、いい出来だね。心象描… 続きを読む »
やっと本を読む時間が取れて、宮部みゆきの「今夜は眠れない」を読み終えた。おもしろいね。例によってどんどん物語を進行され、読者は迷ったり考えたりする間もなく置いてきぼりだけど。ミステリーというよりはふつうの物語として読み… 続きを読む »
「最強伝説黒沢 (3)」をゲット。これでもかという主人公の駄目人間っぷりと、痛快な説経が怒涛のように炸裂。やっぱ福本すげえよ。絵もそれでいい。それで(・∀・)イイ!
宮部みゆき「今夜は眠れない」(角川文庫) おお、これはひっかかりが少なく読める。迷いなく言葉が連なっていてすばらしい。こないだ読んだデビュー作は臭い感じがしたが、これはプロの文章になっている。また前半しか読んでいないが… 続きを読む »