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社団戦二日目 第一試合

 第一試合は対「ゼファー」戦。ゼッケンの「Kawasaki」を見てチームの母体と名前の由来がわかった。バイクのゼファー(ZEPHYR)だったんだね。さて、前日までにこのチームの対策を考えていたのだが、初日の成績を見ると、大将が4戦中1勝しか上げていない。大将を当て馬にしているか、あるいは上位陣をランダムに決めている可能性が高いとみてこちらも席順を工夫したところ、見事にはまった。俺は副将として前年13勝の勝ち頭と当たり、ジュニアで実力No.1のY君が三将で前年11勝を挙げた相手と当たった。大将はこれもなかなかの実力者と見られるが、大将をお願いしたA木さんと好勝負を繰り広げた。

 それにしても、「ゼファー」はやはり手強かった。七将まで粒の揃った選手を揃え、主力級や中堅を欠きながらもなかなかのメンバーを揃えたうちと白熱の戦いとなった。

 俺の副将戦は、事実上の大将戦らしく相穴熊でがっぷり。後手番のこちらは居飛車で松尾穴熊を伺うも、腰掛け銀で牽制された。袖飛車から75歩同歩同飛と動いたところに45歩と反発された。角交換に強気に同桂と取って早くもパンツを脱いだが、局後の検討では、やはりこれは薄かったようだ。ちょっとこれは強気に過ぎたが、その後も強気に玉頭の厚みを確保、端攻めを絡めて玉頭を制圧し、優勢を築いた。気の毒にも、相手の思わぬ二歩で幕となったが、あの局面ではもう差がついていたので痛恨というわけではなかったと思う。二歩は、たいがいは苦しい局面で打ってしまうものだしね。豊川六段のもそうだった。

 自分の対局が終わったので周りを見回すと、三将のY君は穴熊でやや優勢と見えたが、相手は飛角付きの銀冠なのでそう簡単ではなさそうだ。しかし、しばらくしてまた見たら、相手の攻めを切らして寄せるところだった。さすがに中学生選抜都代表の実力を見せつけた。

 大将のA木さんは、序盤早々に銀桂交換で不利と見えたが、その後きっちり桂で銀を取り返し(氏はそういうのが得意)、歩越し飛車を角と共にいじめて押さえ込んで良くなりつつあった。しかし、飛交換を拒否して押さえ込みに打った銀を、一転して華麗に捨ててさばきに出るなど、意表の指し手には見ている側はハラハラされられた。

 五将のM本君はいつものように優勢の将棋を固く指して寄り切ったが、不調が囁かれる四将のK部君は負けてしまった。六将のM浦君はモットーに従い飛車の入手を確実にして優勢、七将のK田君は飛車二枚を手持ちにするも打ち場所がなくやや不利といったところ。すでに2勝、そしてY君でもう1勝、あとはM浦君が寄せ切るのを待つのみ…。

 安心したらお腹が空いちゃった☆というわけで、弁当を買ってきて食べながら観戦。ところが、A木さんは薄い囲いから玉を追われ、竜を引いて粘るもその竜を抜かれて瀕死の状態。そしてあろうことか、頼りのM浦君が、間違いのないように慎重になるあまり間違え、逆転を食らって負けてしまった。不利だった七将もついに風前の灯火…。

 再び大将戦を見ると、なんとも泥仕合になっている。さっきま瀕死の状態だったところをなんとか粘って手番を得たA木さんが、長手数の詰めに入っている。しかし、玉を詰ますことにかけては自他ともに大の苦手と認める氏。もーうーだーめーぽー?!

 ところがどっこい、豊富な持ち駒を活かして見事に詰みに討ち取って激勝!チームもこれで四勝目を得て見事、首位決戦を制した。

 ひょっこり現れたM浦君がチームの勝利打点を稼いだらヒーローだったが、惜しかったね。でも、忙しい中を来てくれてありがとう。人数の不安という将棋以外のことで苦しんでいたチームに明るさをもたらしてくれました。そして内容に関してはハラハラドキドキをありがとう!(笑) 今年はもう出られないのかもしれないけど、来年以降はぜひ戦力になってください。

 初戦を終え、鼻高々のA木さんと黒星スタートで自信喪失のK部君の対比がおもしろい。和やかなムードで昼食休憩を終え、リラックスして第二試合を迎えた。

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