ようかんだから井の頭(緑茶)をいれたわけだが、緑茶は紅茶以上にいれ方が難しく、いれ方によって天と地ほどの味の差が出てしまう。お湯の量、茶葉の量、抽出時間の加減がかなりシビアだからだ。お湯をどのくらい冷ますかは室温や茶器の温度に左右されるし、そもそも濃さや湯温には人それぞれ好みがある。
緑茶は同じ茶葉で何煎も出せるわけだが、僕の経験では、一煎目の出方で勝負が決まる。一煎目が不味ければ、二煎目以降には期待できない。個人的にいいと思っている方法はこう。急須には茶葉をやや多めに入れ、一煎目は、熱め(80度くらい?)のお湯をごく少量注ぎ、短時間(30秒程度)で出す。ここで深い風味が出ていれば成功。二煎目でこくと甘み、三煎目で渋みが出てくる。
とはいえ、満足行く出来は三回に一回程度と、まだまだ打率は低い。(野球なら立派なものだが) 日々是精進。