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ブランクからの回復法

 月末にまた社団戦があって、しかも今回は上位の人とも当たる個人戦なので、頑張って調整しなければならない。

 息抜きで24で数局指したら、どれも序盤は自分でもほれぼれするような作戦勝ちだった。しかし最近指していなかったツケは中盤に来た。というか、集中力が続かないんだな。序盤で優勢になると、あとはどうでもよくなってしまう。結局どれも途中でやる気をなくして三連敗。でもひさしぶりに指すのは楽しい。

 終盤型のだった自分の、学生の頃以来の課題はとにかく序盤だった。強い相手と当たると、いつも中盤に入る前に指しづらくなっていて、力が出ずに負けることが多かった。まさに個人戦で奮わなかった原因が、序盤の弱さだったのだ。序盤は知識や力だけではなく、構想力のセンスが問われる。

 ブランク明けは、ブランク前、つまり十代の自分に勝つということを念頭に置いた。序盤のセンスを磨くことに重点を置き、番数をこなすよりも、新しい定跡に触れたりトッププロの将棋の観戦紀を読むことで欠けていた部分の強化によって、新しい自分の将棋を作りたかった。

 おそらくそれはよい方法だったのだろうと、今では思う。将棋に限らず、ブランクによって自分の力が落ちたというときに、以前と同じ道を辿って原状回復を目指すのがリハビリの近道とは限らない。むしろ、自分が弱かった部分の補強を図りながら、新しい情報や技術を学び、全体としてのスキルの再構築を目指すのがいいのではないだろうか。その方が楽しいし、プロセス自体を前向きに楽しめると思う。

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