- Cradle Of Filth「Nymphetamine」(2004)
またもクオリティの高いアルバムを出してきたなあ。シンフォニックブラックメタルの揺るぎない王者。Daniの作曲力と声の泉は尽きることがないのか。メタルシンフォニーに交錯する美しい絶叫と荘厳な朗読、高みのある女声コーラス。
このアルバムでは、Sarah Jezabel Devaに加えてあのLiv Kristine Espenaes Krull (ex. Theatre of Tragedy)を迎えていて、透明なソプラノヴォイスが堪能できる。
声が、ひとつの多彩な音色を持つ楽器として存分に活かされていてすばらしい。今までデスメタルを敬遠していた人も、ぜひとも引き続き敬遠すべきだろう。すごすぎて危険。
- 1349「Beyond the Apocalypse」(2004, 2nd)
硬派な新星ブラックメタルバンドが、またも骨太の直球勝負を挑んできた。Dissectionが好きならぜひ、という感じかな。ブラックメタルと言えばCradle Of Filthが好きだから聴いてみようか、で入ると失敗する。ひたすらノイジーに疾走するガラクタ改造車に乗って破壊衝動を満たせ。Children Of Bodomがケバいと思ったら、1349、1349。