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A.C.T「Last Epic」(2003, 3rd)
「Today’s Report」(1999, 1st), 「Imaginary Friends」(2001, 2nd)とものすごいハイクオリティなアルバムを出してきたA.C.T。この3rdも期待を裏切らないすばらしいアルバムです。ポップな曲にさらっと変拍子を折り込み、コミカルなコーラスや超絶技巧的なソロやアンサンブルを聴かせるスタイルは健在。そして、本作では今まで以上に歌心を大切にしている感じで、バラッドも上手いんだなあ。
このHerman Samingの声には、やっぱりAndre Matosを思い起こさずにはいられない。思わずANGRAの「Angels Cry」や「Holy Land」を引っ張り出して聴いちゃった。(そして今聴いてもけっこう良かった) 高音部の力強さや表情の多彩さはSamingの方が上かも。
去年のライブもすごかったらしいし、今年はニューアルバムが出るようなので期待は高まるばかり。早く来日してくーれーよー!
- Rush「Feedback」(2004)
Rushの新譜はなんとカバー集。ほとんど原曲を知らないが…。初期Rushのガリガリッとした音を丸出しなのが楽しい。Geddyも相変わらず高いキーを維持しててすごいね。五十男の声じゃないよ。どうしてそんな声が出せるのか訊いたら、こうさらっと答えるんだろうな。”‘Cause I’m professional.”
なんでZepがないのか不思議だけど、Zep以外にもいろいろ聴いて育ったんだぞってことかな。これを聴くと、また初期のアルバムを聴き直したくなるね。
- Rolling Stones「Forty Licks」(2002)
中古で1,500円で入手。すげー、ヒット曲ほとんど網羅してるよ。ストーンズを聴きたいなら、これ一枚で十分かも。テープはたくさん持ってるんだけど、これでほとんど不要になっちゃった。
そしてRuby使いとしては当然”Ruby Tuesday”を歌いまくり。♪グーッバーイ、ルゥービチューズデイ…って、去っちゃっていいのか。自由を求めてだからいいのか。いいのだ。
- Fusion「Paris 80」(1980)
Magmaのメンバーによる全編インストゥルメンタルのジャズロック。当然ライブです。Jannick Topのベースはうならないし、コバイア語の歌もないし、Magmaの暗黒色はありませんが、それでもMagmaと分かる何かが出ている。それは、緊張感とスピード感溢れるスリリングな演奏。まさしくジャズの真髄であり、Magmaの光の面とも言える。悔しいが、これはMagmaファンなら買いだろう。Magmaなんかわけわからんという人も、きっと落ち着いて聴けますよ。