- Dreamscape「End of Silence」
ドイツのプログレッシブメタル。ジャーマン臭はない。「Very」からvo.がHubi MeiselからRoland Stollに変わってしまったが、声域や声質は比較的近いので違和感はない。ただ、いかにもメタルっぽい思い入れのこもったハリが個人的にはうるさい。全体的な雰囲気はPain Of Salvation系かな。
楽曲は、ギターはかなり弾いているものの依然としてキーボードオリエンテッド。「Music & Words by DREAMSCAPE」とあるが、ミックスやプロデュースはkey.のJan Vacikがクレジットされているし、曲の大半を書いていると思われる。
前作よりもヘヴィーかつ大作志向になっているが、十分にキャッチーで聴きやすい。スクリプトを入れたり、オーケストレーションを導入したり、ジョン・ペトルッチばりにギターが泣いてみたり、弾きまくっているのにベースがぜんぜん目立たなかったり、盤石のドラムが変拍子を隙なくタイトにこなしたりと、かなりDream Theaterの影響は濃い。時々そのまんまなフレーズがあったりして思わずにやける、というか、やや苦笑させられた。あと、「The End Of Light」の最後の方にBancoの「Nothing’s The Same」のフレーズの引用がある。ほかにもよく聴けばありそう。Veryはオリジナリティ高かったんだけどなあ。耽美性や浮遊感が薄れたのもやや残念。でもこっちの方が好きという人も多いだろうな。
amazonは在庫がないぽなので、HMVで買うといいです。Veryも買えます。
お、Hubi Meiselのソロアルバムが出ているんだな。買っちゃおうか…