社団戦一日目

投稿者: | 2004年6月6日

 会場に着くと、第一試合の対「ニフティ1」戦がちょうど終わりを迎えていた。7人同士(何人エントリーしてもいい)の団体戦だが、相手がひとり不戦敗で、4つの勝ちとあわせて5-2で勝利。幸先がいい。

試合風景 - 神の手

 弁当を食って第二試合は「日立横浜」戦。これが危なかった。俺は大将としての初戦をかなり慎重に進めた。振り駒で先手を引き、相掛かり模様になったが、横歩はわけのわからない変化で一発入るとこわいので28飛の引き飛車を採ったのだが、銀の繰り替えのタイミングを逸して作戦負けに陥ってしまう。向こうの角銀が大威張りな中、こちらの飛車が窮屈になり指しづらいなーと思っていたら、相手の金上がりでふとした隙が生じたので、飛車を切り馬を作って勝負した。その後はひたすら慎重に指し、絶好の自陣角を得て優勢となって、ついに勝ち切ることができた。自分が終わって周りを見ると、勝ったり負けたりだ。いつのまにか3勝3敗となり、高三の後輩松本君にチームの勝敗が委ねられた。しかし、見ればなかなか難しい局面を迎えている。相手は米長玉の寄らない形で、銀冠の厚みを活かした玉頭攻めが厳しい。声には出さねどみんなで必死に応援していたら、トン死狙いの角打ちが見事に功を奏し、鮮やかに詰まして激勝!チームは4-3で辛くも勝つことができた。今日のヒーローは彼に決まりだ。

試合風景 - カコイイゼッケン

 第三試合の相手は「横浜市役所」。またも先手で相掛かりになったが、今度は横歩を取った。相手は33角85飛52玉型だったが、48金47銀37桂の好形を築いたあと、26飛のまま45歩35歩と位が取れて大作戦勝ち。24歩まで垂らして、端攻めから34角の痛打でそのまま押し切った。しかし途中、横の副将戦を見たら必敗形になっていたので、大将として絶対に負けるわけには行かず、かなり慎重に指した。後から見るとまどろっこしい指し回しだった。しかし、まあ満足の一局。やや心配された残りのメンバーは全員勝っており、6-1で勝利を収めることができた。

 今日の最後、第四試合の相手は「特別区職員文化会」。東京23区の職員の選抜チームらしい。うちと同じく今年から新参とのことなので、未知数の実力に警戒しつつ指した。今度も振り駒で先手となり、三たび相掛かり模様となった。今度も迷わず横歩を取る。すると45角戦法の定跡通り進み、あまり読むことなく勝つことができた。相手の方は普段は相横をやるそうなので、もし相横だったら神経を使う戦いになったことだろう。運がよかった。感想戦の後は残りを観戦。しかし、ざっと見てみるとすでに4勝は確保できそうなので、気楽に見ることができた。K部君が一人、難しい矢倉戦から負けてしまった以外は全員が勝ち、これも6-1で勝利。

 終わってみると、チームは幸先よく四連勝。自分個人も三連勝し、指した全員が白星を上げられたので、満足の行く結果だった。それにしても緊張したなあ。大会での真剣勝負は8年ぶりくらいだ。次は来月。また全部勝つぞ、おー!

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