無線の快適さに慣れてしまうと、もうケーブルというケーブルが煩わしく感じられる。最近のノートPCはBluetoothインターフェース内蔵がふつうになってきたし、ケータイもBluetooth装備のものが増えてきた。

 Bluetooth機器の中で、いちばん手頃で選択肢も豊富なのはマウスだろう。僕がけっこう前に買って気に入って使っているのが、BluetakeのBT510。かなりおすすめ。

 それまではLogitechのV-500を使っていたが、いくつか不満があった。

  • PC本体にレシーバを装着しないといけない

     もちろん、V-500のUSB接続のレシーバは十分に小さく、マウス本体に収納できる。だが、マウスからレシーバを取り出し、体を傾げてUSBポートを確認してからそれを差し込み、おもむろに姿勢を戻してマウスを転がす、という一連の所作がどうもいけない。使うための準備というのが格好悪い。

     せっかくのBluetooth搭載PCなら、マウスのスイッチを入れたらすぐ使いたい。Bluetoothは認識まで時間が掛かるイメージがあるが、手元ではスイッチを入れて2秒ほどで使えている。

  • 中ボタンがない

     このマウス、せっかく静電方式のスクロールパッドがあるのに、タップに対応していない。FreeBSDのmousedで信号のダンプを見てみたが、パッドの真ん中をタップしても何も送られて来なかった。結局、2ボタンマウスに縦横ホイールが付いているに過ぎない。

     Unixに限らず、中ボタンで「別タブで開く」「タブを閉じる」「貼り付け」などができるとすごく便利だ。2ボタンマウスでは生産性が下がる。中ボタン(ホイールクリック)がないというのは意外な盲点でありかつ重要な情報なのに、これを指摘したレビューは少ない。購入前の人は注意。

     余談だが、LogitechのSetPointでボタンに「貼り付け」を割り当てると、Ctrl+Vが発行されるようになる。だが、エディタや端末エミュレータに貼り付けることを考えればShift+Insertの方がいいと思う。「キーストロークの割当」でShift+Insertを割り当てるが吉。

  • 障害物に弱い

     2.4GHzデジタル無線で10m離して使えるとあるが、間に障害物があると使えない。PCをテレビを兼ねたモニタの下の床に置いて、ベッドの上から操作しようとしたら反応が悪くなって使えなかった。ただ、ノートPC用マウスなので、これが問題となる人は少ないかもしれない。

 BT510は、これらをすべてクリアしている。スペック表からは読み取れないがホイールはクリックできるし、障害物があっても大丈夫。デザインは美しく、ホールド感は良好、肝心の反応や精度についても申し分ない。電源スイッチがもう少し切り替え安かったらと思うが、まあこんなものだろう。

 一方で、V-500に劣る部分もある。

  • 電池の消耗が早い

     これはBluetooth機器の宿命か。ただ、家では常に充電池を数本チャージしてローテーションしているので、切れたら換えるというだけでなんということはない。Bluetoothマウスを愛用する身ならば、そんなものを差すくらいなら死んだ方がましの心意気だ。

  • ホイールは縦スクロールのみ

     個人的に横にスクロールしたいシーンというのはほとんどないが、横スクロールをよく使う人にとっては残念かもしれない。

  • ちょっと高い

     でもまあ、たかだか千円弱の違いですよ。どっちも高い?確かに。

 というわけでなかなかいいです。白と黒があるので、MacBookにもぴったり。ていうか俺も新しいMacがほしい…。

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