- Fates Warning「Perfect Symmmetry」(5th, 1988)
- Fates Warning「Parallels」(6th, 1991)
「We Only Say Goodbye」は僕の心のテーマソングだ。飲みの席で、ミーティングの席で、「オーケー、すべて見切った!おまいらもういいよ」と思ったとき、頭の左上、後方からイントロが流れてくる。
え?だーかーらー、じゃあ去年は何回流れたの?とかの厳しい質問はなしでおながいしますYO!
さて、Fates Warningを、一言で評するならばやってくれそうでやってくれない音楽だ、と以前にどこかで書いたことがある。しかし、彼らがやりたいことをやっているということもまた、事実であろう。たとえば、「The Arena」を一聴すればああ、思いっきりシャウトしたかったんだねー!とわかるし、「We Only Say Goodbye」を聴けばああ、とにかくさよならー、だねー!とわかるし、「At Fates Hands」を聴けばああ、んー、なんかいろいろしたかったんだねー!とわかる。
プログレのいたずらっぽい、悪巧みっぽい雰囲気、欲求不満感、消化不良感、中途半端感、不安定感が好きだ。男の中には、一人前の落ち着きを得たいという灰色の気持ちと、それに抵抗する子供じみた青い気持ちとが葛藤しながら同居しているものだが、50-50でバランスを取りたい僕のような人間には、Fates Warningのような、青曇った音楽が欠かせない。
あ、スカッとする曲もちゃんと入ってるから、メタル好きならぜひどうぞ。Queensrycheに近い域に達していると思います。