これを今まで聴いていなかったのはもったいなかった。「Printed Jelly」ではフロントマンが森園勝敏から佐藤ミツルに替わっても情緒あふれる陶然とした音楽性は残っていたが、さらにポップ路線を押し進めた「bao」はあまり心に響くものを感じられなかった。
ところが、次作で’70s最後、そして当時の四人囃子最後の作品、「NEO-N」はただのテクノポップかと思ったらとんでもない。緻密な変拍子と変則コード進行が、コミカルでたまらなく心地良い。ヴォーカルとギターはすっかり後ろに引いて、エレクトリカルなアンサンブルのピースになっている。
収録曲の中ではN・P・K(4:4:2)をいたく気に入ったので、0分23秒〜0分39秒くらいを着信音にした。SoftBank 911Tは、SMAFファイル(.mmf)にしてmicroSDに入れて本体にコピーすればいいだけなので楽だ。いい感じ。
へ〜、四人囃子、めがねサルのしか聞いたこと無いわ〜
僕らの年代だと、四人囃子のレコードは手に入らん
ってイメージが先行で。
その後CDとかジャンジャン出てるんだろうけど、
聞こうって感じにならんかったしな。
一触即発の流れを汲んだ次作のGolden Picnicsもいいですよ。
続くPrinted Jellyも、vo.が変わって楽曲がかなりニューウェーヴっぽくはなったものの、十分聴かせてくれます。
baoが中途半端でこけたかと思いきや、NEO-Nで打ち出した新機軸は見事でした。これで解散というのが切ないです。
時代というのは残酷ですな。
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