立場といえば、仕事上関係のある会社に尊称を付けるときに何を付けるか。結びつきの強い親会社のような場合は、「様」も妥当だろう。しかし、外注を出している会社に「様」は少し違和感がある。どちらが客か、と言ったら、出す側なのだから。
もっとも、受けた側は必要以上にへり下る必要もないと思う。企業同士であるから、「取引」と考えれば上も下もない。往々にして無茶なお願いというのもあるし、また納品物ではあっても、共に参画して何かを作り上げる場合はその立場は対等と言うこともできる。
三社以上があるときに呼び分けるのも難しいし、明らかな「お客様」以外は、「殿」が無難ではないかと。