好きなヘッドホンをつなぐタイプのBluetoothヘッドセットとして、今までデザインの良いSony Ericsson MW600を使っていたのだけど、ちょっと困ることがあった。それはholdボタンがないことで、冬になって上着の内ポケットに入れる使い方が多くなると誤操作が連発してイライラする。ボリュームスライダーの反応の悪さも、逆に不意に反応しなくてありがたいほどだ。
ということで、最近出て話題のaudio-technica AT-PHA05BTを買ってみた。使ってみると、MW600との比較で次のような感じ。
- まずデカい。体積比で倍近くありそうに感じる。これ単体でミュージックプレーヤーだとしても大きいくらい。ただ、黒い光沢の映える表側の高級感はなかなかのもの。
- クリップが広く強い。MW600のそれはあまりに貧弱でほとんど用を為さないのに対して、これはどんな方向、角度でも外れそうにない安心感がある。シャツの裾に無造作に挟んでも使えると思う。
- Holdボタンの存在は助かる。ただ、hold時に受話ボタン単押しをしたときは「HOLD」と無愛想な返事をせずに、非hold時と同様に曲名を出してくれてもいいのではないだろうか。副作用はないのだし。
- ボリュームボタンを含めすべての操作ボタンがそれぞれ特徴的な起伏を持っており、手触りで分かるのはうれしい。適度なクリック抵抗があり、誤操作の心配が少ない。
- 高出力アンプ内蔵ということで音の迫力、解像度はすばらしい。そのぶんMW600よりもホワイトノイズが大きいが、気になるほどではない。
- AVRCP 1.3の曲名表示で日本語に対応しているのはいいが、ドイツ語・フランス語・コバイヤ語などの拡張ラテン文字が表示できないのはひどいと思う。(それらの文字は豆腐になる)なんでそこの対応をケチるのか。ちなみにMW600では拡張ラテン文字はちゃんと表示できる。(ただし海外版は日本語非対応)
- 最大8台とペアリングできる。もっとも、MW600の3台でも十分と思う。それよりリセットボタンを押してもペアリング情報が消えないのは何か気持ち悪い。
- microUSBで充電できるのも、充電中は使えないのもMW600と同じ。
まとめると、よくできているのに詰めが甘いという印象。MW600と比べると一長一短と言える。操作感&取り回し&音を取るならAT-PHA05BT、デザイン&FMラジオ機能を取るならMW600。俺はというと、服装やスタイル、気分に応じて使い分けることにしますよ。
まあ、両社の次期製品に期待です。その頃はBluetooth 4.0+HSかな。
Gitを使っていると、今のcommitなし!とgit reset --soft HEAD^したり、abc1234以降のコミットをパッチ化したい!とgit format-patch abc1234^したくなることがよくあるわけだが、この^はzshの拡張グロブ有効化時(setopt extended_glob)はメタ文字として働くため、そのまま入力すると標記のエラーで怒られてしまう。
いちいちエスケープするのは面倒だと思うのだが、ぐぐってみても正面から対処している人があまりいないようなので紹介しておくと、拙作のgit-escape-magicを使えば良い。リンク先のドキュメントの通り、ふつうに入力するだけで、いい感じに文脈を見て自動エスケープしてくれる。
このように、zle(zshラインエディタ)をいじると結構おもしろいことができる。
たとえば、3つ上のディレクトリを参照するために../../..などと打つのは指がつりそうな所作だが、カレントディレクトリが.で親ディレクトリが..であるならばn個上のディレクトリは(n-1)個の.の並びで表現できてもよさそうなものである。と、思ったなら、manydots-magicのような実装に至ることができる。
もちろん正規表現、Gitのコミットの範囲指定、あるいはワンライナープログラム内で...という並びを使うこともあるので、引数の頭か/の直後でのみ動くようにしているほか、直後に../..の後には似つかわしくない文字が打たれたときは...に戻す工夫を加えた。また、指が滑って打ち過ぎたときに最後の/..をBSを3度も押して削るなどは面倒だから、.連打の後のBSは3文字分を削り直前の状態に戻るようにしてある。
先ほどのgit-escape-magicともども、参考にしたurl-quote-magicでは考慮外だったネストに対応しているので、いくつも併用できる。何かおもしろいものができたら、ぜひ公開してみてくれ。
以前、メモリ8GBのマシンでのZFS用チューニング設定を紹介したが、昨年中に8.2-STABLEに入ったvm.kmem_size_scale, vm.kmem_size_max, vfs.zfs.arc_maxの自動設定が8GB超のメモリを積んだマシンにとっても適切なものとなり、無設定でも運用上支障がなくなった。
zfs-statsでカーネルメモリの使用状況やARCの統計情報を見て問題がなければ、これらの値を手で調整する必要はもうないだろう。あとは、どのくらい書き込みアクセスが発生するか、データロス時のダメージはどれほどかを見つつ、以下のような項目だけを残して運用している。
/boot/loader.conf:
vfs.zfs.txg.timeout="5"
vfs.zfs.prefetch_disable="1"
/etc/sysctl.conf:
# 2GB
vfs.zfs.txg.write_limit_override=2147483648
XやWindowsやCocoa上のEmacsでは、Control+ReturnだろうがControl+,だろうがCtrl+Shift+Spaceだろうが、好きな機能を割り当てることができる。これらのGUI環境ではアプリケーションが検出できる修飾キーの組合せに制約がほとんどないためだ。
ところが、ターミナル(エミュレータ)上では原則として一つのキー入力は一つのASCIIコードとしてアプリケーションに渡されるため、上記のように対応するASCIIコードのないキーの組合せはEmacsなどでそれとして認識することができない。Meta+XをEscape Xの二ストロークに置換する仕掛けがせいぜいだ。
…と思いきや、実はEmacsにはいわゆるスティッキー修飾キーに相当するevent-apply-*-modifierというギミック的関数が用意されており、たとえばC-x @ c(event-apply-control-modifier)と押してからRETを押すと、C-RETを押したのと同じことになる。つまり、たとえばiTermであればPreferences→Keys→Global Shortcut Keysで+を押し、
| Shortcut Keyboard: | ^↩ |
|---|
| Action: | Send Hex Code |
|---|
| 18 40 63 0d |
|---|
のように設定すれば、EmacsでC-RETが効くようになる。もちろん、「18 40 63 0d」とはC-x @ c RETをASCIIコードに置き換えたものだ。C-,なども同様に設定すればいい。
ところが、C-S-SPCのような組合せはすんなりとはいかない。CとS-SPCに分解してみても、依然としてS-SPCにはASCIIコードがないのだ。CとSとSPCに分解しようと思っても、event-apply-*-modifierは直後の一ストロークに作用するので、C-x @ c C-x @ s SPCのC-x @ cの効用は直後のC-xに食われ、そこで連鎖が終了してしまう。ならばとSとC-SPCに分解してみても、C-SPCはASCIIコードでは00すなわちC-@であるため、C-S-@という組合せになってC-S-SPCとは認識されない。(ところでinput-decode-mapやkey-translation-mapを使う別解もあるが、ここでは詳しくは触れない)
解決策としては、「スティッキーControl+Shiftキー」を自作すれば良い。つまり、こんな関数を作り:
(defun event-apply-control-shift-modifier (ignore-prompt)
"\\Add the Control+Shift modifier to the following event.
For example, type \\[event-apply-control-shift-modifier] SPC to enter Control-Shift-SPC."
(vector (event-apply-modifier
(event-apply-modifier (read-event) 'shift 25 "S-")
'control 26 "C-")))
(define-key function-key-map (kbd "C-x @ C") 'event-apply-control-shift-modifier)次のような設定を加える。
| Shortcut Keyboard: | ^⇧Space |
|---|
| Action: | Send Hex Code |
|---|
| 18 40 43 20 |
|---|
同様に、たくさん使いたいquery-replace-regexp(正規表現による文字列置換)はEmacsの標準ではC-M-%などというターミナル住民にとっては鬼畜なキーに割り当てられているわけだが、これも次のような関数を作り:
(defun event-apply-meta-control-modifier (ignore-prompt)
"\\Add the Meta-Control modifier to the following event.
For example, type \\[event-apply-meta-control-modifier] % to enter Meta-Control-%."
(vector (event-apply-modifier
(event-apply-modifier (read-event) 'control 26 "C-")
'meta 27 "M-")))
(define-key function-key-map (kbd "C-x @ M") 'event-apply-meta-control-modifier)下のようなキー設定を加えれば良い。
| Shortcut Keyboard: | ^⌥⇧% |
|---|
| Action: | Send Hex Code |
|---|
| 18 40 4d 25 |
|---|
世の中、カビくさい道具であってもやりようはあるもんです。どんなところでも、妥協せずに使えるものを何でも使って自らを足らしむる。それがハック。
追記:zshもマルチストロークのキーバインディングに対応しているので、たとえば上記のように設定したC-RETに機能を割り当てるには
bindkey '^X@c^M' accept-line
でOK。(上記はC-RETをRETと同じにする設定)
旧年中はお世話になりました。仕事は恙なくこなしたというのみ、その他についても思うように動けず、もう子供が成長しましたという以外何もなかったです。ごめんなさい。でも、子育てとは苦行ながらもあらゆる趣味に勝る愉しみでした。こんなにも、思いのままにすれども思い通りにならないことはない。
息子は先月、二歳になりました。ままごとなどを通じて「似て非なるもの」という概念と、それをそれとして演じるという様式を身につけたのは素直に喜びたいところです。彼は毎晩寝る前にホットミルクを要求しますが、「牛乳もっとあっためて!」とねだって得たお代わりを半分くらいで残しておいて、「空っぽ!」「まだ入ってんじゃん。」「空っぽ!」とおもしろ半分の嘘も言うようになりました。半笑いで「おもしろいww」などとにやけている。
テレビの正月番組でスリムクラブの内間やレイザーラモンRGを見るや、「てっちみたい。てっちかなあ?」とおどけたりします。てっちとは彼の叔父で、保育士経験もある面倒見の良いナイスガイの愛称ですが、共通点は坊主頭だけだよ。
叱られたり眠気や空腹から虫の居所が悪かったりして臍を曲げるたび、「パパやだ!」「パパあっちいって!」「会社行って!」「ごはん食べてきて。ラーメンあるよ。」など持てる語彙をフルに駆使して拒絶表明をしてきた彼ですが、また新たな決めぜりふを身につけました。言うことを聞かず危険物を振り回してきゃーきゃー言っているので、普段にない強い調子で叱りつけたところ、間髪も入れずに「正体見たり!どっか行ぃーって!」と厳しく言い返され呆然。「俺の正体って一体…」(キートン山田)元ネタは「おかあさんといっしょ」の「リンちゃんどうする?」コーナーなわけだが、ほんと使えるフレーズは何でも使うしびっくりするわ。
そんなこんなで、今年も家族ともども力いっぱい楽しく過ごしたいと思いますので、よろしくお願い致します。
結婚して、子供を持って、お金や時間の使い方が変わるとともに、服を買う頻度が減った。同時に、たまに服を買いに行っても気に入った服に出会えない、思うような買い物が出来ない、ということが増えた。密かに悩んでいたところで、その道のプロ(妻)に言われて気づいたんだ。
ふだんから実際に買うつもりでなくても街を歩いて、雑誌を読んで、そして何より店に足を運んで、どんな服が売られているかをチェックして、着てみたりすること。自分の好みを醸成すること。これをびしっと着れるように少し絞ろうとか、こないだうまいコーディネートが思いつかなかったあれはこれと合わせたらバッチリじゃね?とか、あの兄ちゃんのアレンジはいただき、とか、だいたい相場がわかったしセールまで待とうとか、つまりそういう気の持ち様、張り様。
前のめりで買い物に行って不首尾なのは苦痛だが、いつも何と言わず追い求めていれば、それ自体が楽しい道のりになる。買うかどうか悩んで悩んで、値下げを期待したりしつつ、買ったときのことをあれこれ考えている時間がいちばん幸せというあれ。
ガジェット好きのお前らだって、必要があるわけでもないのにいつもアンテナを張って、新製品が出ればいちいち店頭にいじりに行ったり、レビュー記事をむさぼり読んでは買う理由買わない理由を並べてみたり、仲間とくだを巻いたりしてるわけじゃん。旅行好きなら次はどこへ行こう、食べるのが好きなら何を食べよう、そういう頭で日常を過ごして、テレビを見たり街を歩いたり本を読んだりして、愉しみの種を見逃さない。何事も同じなんだよな。
金欠のときも縮こまらず、ウィンドウショッピングすればいいんだよね!
でも、来月はまじでキャッシュないので、会食などの折は何とぞ、私のカード利用枠の現金化にご協力ください。よろしくお願い致します。
子供が生まれてから一、二ヶ月くらいは親になった実感があまりなかったというのも今は昔、一歳十ヶ月を迎えた今では子供への愛情は自分の一部、まるで所与のものとなっていて、とりたてて言うこともないほどだ。
だいぶ間が空いてしまったので前回からここまでの坊やの成長の歩みをまとめると、つかまり立ちから脱したのは一歳一ヶ月。自立して歩けるようになったのでこういうジャングルジムを買い与えると、すぐに階段を上って滑り台を滑って見せ、そこから瞬く間に手足の使い方を覚えていった。中をくぐる、手すりを伝うなどの動きを通して自ら、落ちそうになってもすばやく手すりをつかんで体勢を立て直す、必ず三点で支えながら重心を移行するなどの基本的な体術を身につけた。滑り台も降りるのではなく登る方に楽しみを見出し、さらには一時間以上も二階部分でぐるぐる回りながら過ごすなど、どんだけ体力有り余ってるんだ的パフォーマンスを見せ、何週間かするとてっぺんで海老反りをするまでになった。
こうした鍛錬のおかげで、一歳四ヶ月くらいで公園によくある高さの滑り台に登って自分で滑れるようになっていた。公園での遊び相手も、もっぱら一歳以上年上の子ばかりだ。しかし、一人っ子らしく我は強く、よほどその場で言って聞かせないと他所の子におもちゃを譲ったりしないし下手をすると顔を引っ掻いたりするのでこっちはヒヤヒヤものだ。
ところで、家の近くには消防署があり、妻がいつもベビーカーで見学に連れて行くので名物赤ちゃんとなり、何度も消防車や救急車に乗せてもらったり、シールなどのグッズをもらったり、現場から戻ってきた消防車と道ですれ違うときに声を掛けられたりする。もちろん家には消防車や救急車のおもちゃがたくさんあるし、消防博物館にも行くし、放水体験をしたり記念撮影をしたりとすっかり緊急車両マニアになっている。最近では消防署に飽き足らず、やはり比較的近所にある警察署に遊びに行っては、「まーりさん」(おまわりさん)に「カッパー」もしくは「パカカー」(パトカー)に乗せてもらったりしているようだ。親としてはあまりそうした車に乗る機会がないことを願っているが。
彼はしゃべる方も比較的早く、一歳前後でパパ、ママ以外にアンパンマンやら消防車やらパトカーやらを意味する単語を発し始めた。一歳三ヶ月のときには語彙が十語を数え、一歳半のときには三語の「文」を作っている。風の強い日に、ベランダを指して「ママー、パパ、あーあ。」と言ったので何かと思ったら、「ママ、パパ(の服が)あーあ(落ちたよ)」と伝えたかったらしい。いつも、食べ物を床に落としたり、おもちゃをベランダから投げ捨てて落としてしまったりしたときに「あーあ」と言うのを聞いているからだろう。(落ちた洗濯物を見て、誰の服かも認識しているということだ)
動詞をよく操るようになったのは一歳七、八ヶ月頃からで、「食べる(意思)」「食べた(完了/過去)」「食べて(依頼)」のような活用もあっというまに覚えた。ほぼ同時に恐怖の「やだ」を習得し、早くもヤダヤダ期を迎えてしまう。「あとで、やだ!」「待ってて、やだ!」「寝る、やだ!」と手が付けられないこともしばしば。
何度も挫折した離乳は、一歳八ヶ月のときに再々挑戦し、三日三晩泣いては「おねがい」攻撃で懇願されたりと大変だったが、なんとか成功した。その後、暖めた牛乳を哺乳瓶で与えるようにしたら落ち着いたが、300mlくらいをいつも一気飲みしてお代わりを要求するというのを日に二回はするので、1リットルパックが二日持たない。ちなみに最初からずっと100%母乳で粉ミルクはまったく口を付けなかったので哺乳瓶には不慣れだったが、いいタイミングだったようだ。離乳してから、ごはんもたくさん食べるようになってうれしい反面、急なタイミングであれが食べたいこれが食べたい言い出すので大変だ。
一歳十ヶ月となる現在は、「トミカ見に行くの!ママ、行こ!」「これ、昨日パパにもらった」「○ーちゃん(自分)、ママ、ばあば、一緒、公園行った」「パパ、寝て。どうぞ。」「パパ見ててやだ!あっち行って!」など言いたい放題となっている。
父親として滅入るのは、朝、最初に俺の顔を見ての第一声がいつも「パパやだ!」なことだ。むりやり抱っこして明るいリビングルームに連れて行き、窓の外を見せたり牛乳を飲ませてやったりして機嫌を直せば「パパ、大好き。ごめんしゃい。」とか言ったりするので親はやめられないわけだが。
と、そんな感じで楽しくやってますよというお話。あ、よっしーのところも生まれたそうで、おめでとうございます!子育て仲間は多ければ多いほどいいよね。そんなに家も遠くないしご近所付き合いしましょう。
うちではMLシリーズをいくつも買って160GB HDDがたくさん余っているので、代々サーバの起動ディスクはHDD 二台のミラーリング構成だったんだけど、電気代や発熱の点で無駄なのでUSBメモリ(x2)に変えることにした。
ちょうど、ML110 G6にはオンボードのUSBソケットがありBIOSのサポートで起動ドライブとして選択できるのでこれを利用する。USBメモリは何でもいいが、FreeBSDなので赤いやつにした。FreeBSD/amd64なのでたぶん8GBの壁はないが、どうせ/だけ(/tmp, /usr/local, /varなどは外出し)なので大きくても意味がない。緊急時のために/usr/srcのコピーを持っておき、ビルド用のスペースも残し、それらをひっくるめてメジャーアップグレードする際にZFS snapshotを取る余裕を考えても、8GBもあれば十分だ。
届いたUSBメモリを差すと、(ほかにSCSIやumassのデバイスがなければ)da0として認識される。初期状態ではFATでフォーマットされているのでこれをクリアしてセットアップ開始。
- まずは確認
camcontrol devlist
gpart show da0
- 上の出力を見てMBRパーティションテーブルを消去
gpart delete -i 1 da0
gpart destroy da0
- GPTパーティションを作ってZFS-only FreeBSDの起動ディスクにする
gpart create -s gpt da0
gpart add -b 34 -s 128 -t freebsd-boot da0
gpart bootcode -b /boot/pmbr -p /boot/gptzfsboot -i 1 da0
gpart add -b 162 -t freebsd-zfs -l usbdisk0 da0
- USBメモリなので
noatimeが重要zpool create -o atime=off zusbroot /dev/gpt/usbdisk0
- 事前に
/tmp, /var, /usr/localなどはパーティションを分けておく(/tmpはメモリが潤沢にあるならtmpmfs推奨) - 現在の
/がzrootだとして、zusbrootにコピーする手順zfs snaptshot zroot@now
zfs send zroot@now | zfs receive -F zusbroot
zfs destroy zroot@now
- 新しい
/boot/loader.confにvfs.root.mountfrom="zfs:zusbroot"を設定vi /zusbroot/boot/loader.conf
- 新しい
/etc/fstabにzusbroot / zfs rw 0 0を設定vi /zusbroot/etc/fstab
/usrを分けている場合は/usrも作ってコピーした後、zfs unmountしてからマウントポイントを/usrに設定zfs unmount zusbroot/usr
zfs set mountpoint=/usr zusbroot/usr
/は自動マウントの対象外zfs set mountpoint=legacy zusbroot
- あとは
/rootや/usr/share/man/**/cat*などを何とかして、平時はread onlyにしたいzfs set -o readonly=on zusbroot
zfs set -o readonly=on zusbroot/usr
何か抜けてるかもしれないし間違ってるかもしれないので自分で意味を考えながらリスクを承知でやってください。
リセットしてF10でBIOSセットアップに入って二箇所(USB Device Boot PriorityをHighにして、起動デバイス順序でUSBメモリを他のHDDより上に移動)直したら、ちゃんとブートするか確認。
うまく起動できたら、もう一つUSBメモリを背面にでも差して、da1について同様に設定する。zpool createのプール名をzusbroot2のように変え、今度は上記操作をzusbroot→zusbroot2と読み替えればいい。以後、大きめのアップグレード、特にZFSのバージョンが上がった際にrsync -xaHAXでファイルを同期し、gpart bootcodeでbootcodeの更新を行えばいいだろう。寿命を気にしてのUSBメモリ化なのでミラーリングはしない。なお、最初はattachでミラー後にdetachして置いておけばいいかと思ったら、detachした時点でどこのプールにも属さなくなってしまうため、/をマウントできずブートできないディスクになってしまうのでダメだ。
最後に、時々はsudo find -x / -mtime -1hで最近いじられたファイルやディレクトリがないかを調べ、da0に頻繁に書き込みアクセスが発生したりしていないか見るといいだろう。また、gstat(8)も見た方がいい。俺はそれでatime=offし忘れに気付いたりした。
そんな感じで、うちのサーバは赤いやつで動いています。
なんかML110 G6にしてから遅い気がしたのでBIOS設定をまじめに見直したら設定漏れが見つかった。
/boot/loader.confにahci_load="YES"を追加し、SATA Mode SelectionをAHCIに変更
デバイスがadXからadaXに変わる点は注意。FreeBSD 7→8のときにすっかり手順から抜け落ちていたので今ごろ。これは劇的な効果あり。- Drive Write CacheをEnabledに。どうせプロセスレベルで書き込みが終わってもAHCIのNCQで書き込まれるタイミングは保証されないのだし、もうsyncへのこだわりは捨てていいかなと。
上と同時にやったので効果のほどは不明。 - Xeon X3450はTurbo Boost対応なのでTurbo modeをEnabledに変更
そんなに高い並列度でふだん仕事をさせていないので、これはかなり効果があった。コアの状況を見ながらクロック数を自動調整というのは、常時稼働サーバで大きめのビルドをするときとかに非常に好都合。
いったん設定してしまえばもう変えることはないとはいえ、いろいろ変え甲斐のある設定項目があるのは(ML115 G5と比べると)楽しいね。
これは結構苦労した。
- ML110 G6のファンケーブルのソケットが通常と異なる。ただ、ピンのピッチは同じでほぼ並びが違うだけ(青ケーブルはなくてもOK)なので、マイナスの精密ドライバーで外してケーブルの線を入れ替えれば済む。余分な出っぱりはカッターで削ればOK。
- CPUファンの回転数のIPMI上の閾値が下限1300rpm強と厳しく、変更もできない。また、この項目だけ検知をオフする方法も見当たらない。マージンを見て最低1400rpmとすると、静音ファンの採用は厳しい。特にPWMだと低負荷時には1000rpm以下に落ちるものも多いので絶望的にアウト。(正攻法では静音化は困難)
- CPUのバックパネルが独自仕様のもので、ブラケット固定用のパネルとファン固定用のパネルが一体となっている。このため、バックパネル付属のCPUファンを買っても、標準パネルと交換用パネルは排他的なのでブラケットを固定できない。CPU破損のリスクを受け入れてブラケットなしでファンを設置してみたが、起動には至らなかった。(4-3-3-1のビープコードが鳴る)
さて、まずはリアファンをOWL-FY0925Lに替えた。リアファンに関しては回転数の下限が950rpm強なので、1600rpmのこの超静音ファンは合格だ。ファンの固定にネジは使えないが、備え付けファンのゴムをがんばって抜いて付け替えれば済む。最悪、結束バンド等を使ってもいいだろう。
これでだいぶ静かになった、と言いたいところだが、CPUファンの轟音のすさまじさの前にはその程度の違いは遠く霞む。ここまでうるさいとは思わなかった。生活に支障が及ぶレベルだ。始めは、Xeon X3450のリテールファンを使えばいいかと思っていたのだが、こいつが差し込み爪式で、備え付けのネジ式とは入れ替えられない。
そこで、予算オーバーとなるが奮発してScytheのTHERMOLAB TRINITYを購入した。ところが先述の通り、わざわざバックパネル付きのを買ったのにブラケットの都合で差し替えられない!
しかし幸いにもサーバ筐体は横置きのため、グリースの粘着力を信じて文字通り上に載せるだけにしたw 長い精密ネジがあればちゃんと固定できそうだが、そんなものは手元にないし近所のホームセンターにもなかったため、とりあえず木ねじを軽く止めて水平方向には動かないようにしたw
回転数問題については、ケース前方にOWL-FY0825L(回転数2200rpm)を吸気ファンとして設置し、そいつの黄ケーブルを拝借して差して騙すことで逃げた。CPUファンの故障検知を放棄し、逆に必須ではない吸気ファンが障害点となってしまうわけだが、予算でわかるようにもともとそこまでクリティカルではない(今回も40時間くらいはサービス停止した)からよしとする。
これで、冷却性能はむしろ向上したにもかかわらず、完全に超静音化した。
最後に、ML115 G5になくてML110 G6にあるうれしい機能がHP Lights-Out 100だ。独立して動くNIC付きマネージメントカードで、SSH/HTTPなどでリモートから本体電源をon/offしたりセンサーの値を見たりできる。有償ライセンスを買えばBIOS画面にもアクセスしたりできるみたいだがそこまでは求めないのでこれで十分。妻に電話してポチッてもらう必要がなくなった。
めでたしめでたし。