さて、ここからが本番。目当ての窒息鳩の盛り合わせ、岩手山和牛のサガリ、短角牛の芯ロースと三皿が到着。
サガリって初めてだけど、横隔膜(ハラミ)からぶら下がった部位なんだね。なじみあるハラミよりもやわらかいけど、適度な歯ごたえはあっておいしい。
短角牛の芯ロースはこれぞ正肉の貫禄。脂は少ないがジューシー。ということは、まさに肉汁を味わっているということか。やっぱりハラミやカルビばっかり食っていたのではいけないね。
そして、いよいよ窒息鳩です。すばらしい血色と濃厚な血の香りに食欲が掻き立てられる。それを塩胡椒だけで、目の前で焼いて食べるという贅沢!正肉、骨付き肉、ハツ、レバー、砂肝とまるまる一羽の各部位を楽しめます。正肉のぷりぷりの食感、きめ細かな肉質、芳醇な味わい。骨の際もおいしいし、モツも粗さがまったくない完成品。レモンもいいがタレとの相性も捨てがたい。ビールもいいが、赤ワインでいただきました。
この鳩は今回限りの触れ込みだったが、後日レギュラー化するとの話を聞いた。フランスの品種を茨城で育てているのだそうだ。このクオリティが安定供給されるとはすごいね。