名人戦第5局

投稿者: | 2004年6月4日

 いやー、すさまじい熱戦だった。羽生の曲線的な強さが見られて大満足。最後は一分将棋だったが、両者とも秒読みの中、ここまで読み切れるのかと驚嘆。トッププロは、とにかく手数計算がシビアだ。ふつうは、最後は直線的な寄せ合いとなっていずれかが明白な一手勝ちとなるのだが、本局の羽生はいかにも遅そうな二手スキや三手スキを連発する。しかし、深い読みによって速度勝ちを確信できているからこその着手なのであって、有効な二手スキがないことを読み切る思考力と集中力たるや、並大抵のものではない。

 一方の森内も、秒読みの中しぶとい受けを放ち、虚々実々の応酬は鼻血モノだった。こういう戦いを手に汗握りながら目の当たりにするたび、将棋をやっていてよかったと思う。第6局も頂上対決にふさわしい一局を見せてくれるだろう。やー、眠いけどしばらくは興奮から眠れそうにないよ。

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