もう年を越えてしまったが、夕飯は手巻き寿司。食いすぎた。酒は菊水のにごり酒、五郎八。(読みは「いろは」)
巻きの技術はなかなか難しい。海苔の上にご飯を思ったように盛るのも大変。ま、楽しくておいしけりゃそれでいいんです。そして寿司のご飯はあったかいのに限る。
手巻き寿司やそばを食べると、もう亡くなった父方のばあちゃんを思い出す。遊びに行くと、張り切って作ってくれたんだよなあ。料理はもちろん、裁縫に、書に、得難い技術を持った人でした。そして人にものを教えることをライフワークとし、ガンで亡くなるその最期まで、周りの人に教えることに情熱を注ぐ、すばらしい人でした。ああ、母方からも、父方からも、これだけの血を受け継いでいて、自分は何ができているだろう。