貧すれども鈍すなかれ

投稿者: | 2011年11月18日

結婚して、子供を持って、お金や時間の使い方が変わるとともに、服を買う頻度が減った。同時に、たまに服を買いに行っても気に入った服に出会えない、思うような買い物が出来ない、ということが増えた。密かに悩んでいたところで、その道のプロ(妻)に言われて気づいたんだ。
ふだんから実際に買うつもりでなくても街を歩いて、雑誌を読んで、そして何より店に足を運んで、どんな服が売られているかをチェックして、着てみたりすること。自分の好みを醸成すること。これをびしっと着れるように少し絞ろうとか、こないだうまいコーディネートが思いつかなかったあれはこれと合わせたらバッチリじゃね?とか、あの兄ちゃんのアレンジはいただき、とか、だいたい相場がわかったしセールまで待とうとか、つまりそういう気の持ち様、張り様。
前のめりで買い物に行って不首尾なのは苦痛だが、いつも何と言わず追い求めていれば、それ自体が楽しい道のりになる。買うかどうか悩んで悩んで、値下げを期待したりしつつ、買ったときのことをあれこれ考えている時間がいちばん幸せというあれ。
ガジェット好きのお前らだって、必要があるわけでもないのにいつもアンテナを張って、新製品が出ればいちいち店頭にいじりに行ったり、レビュー記事をむさぼり読んでは買う理由買わない理由を並べてみたり、仲間とくだを巻いたりしてるわけじゃん。旅行好きなら次はどこへ行こう、食べるのが好きなら何を食べよう、そういう頭で日常を過ごして、テレビを見たり街を歩いたり本を読んだりして、愉しみの種を見逃さない。何事も同じなんだよな。
金欠のときも縮こまらず、ウィンドウショッピングすればいいんだよね!
でも、来月はまじでキャッシュないので、会食などの折は何とぞ、私のカード利用枠の現金化にご協力ください。よろしくお願い致します。

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