ML115 G5をML110 G6にリプレース

投稿者: | 2011年10月3日

先日、ML115 G1、G5と四年余り使ってきたML115が故障した。代替サーバを手配しようとしたが、ML115はG6が出ることなく終了してしまったようだ。というわけで以下を要件として安価なサーバを選定する。

  • 予算はトータルで5-6万円
  • 三連休を直前に控えるため当日もしくは即日発送
  • CPUは4コア以上
  • メモリはせっかくの買い替えなので16GB
  • 設置スペースの都合上、ML115同等の大きさ
  • HDD 5台内蔵可能

すると、ほぼML110 G6しかなく、これに決まった。購入時点で12,800円。たまに3,000円クーポンが出現するが発注時はなく、数日後に出現という間の悪さ。ただし執筆時点では売り切れとなっている。そのうち在庫が復活するかも。なお、ML110はG7が出ているがだいぶ高いので現時点では別シリーズと思った方がよさそうだ。
さて、使い回すパーツはHDD、eSATAカードとケース内ファンだけなので、

  • DDR3-1333 ECC 4GB Transcend TS512MLK72V3N 4枚
  • 425W ATX電源 ENERMAX MODU82+II EMD425AWT-II(備え付けの電源は300Wしかないため)
  • Intel Xeon X3450(けっこうな入手性の悪さ。ドッグイヤーとはいえ2年でこうか)

も発注。納期最優先のため最安値ではいかなかったが、すべて合計して6万円弱で済んだ。ただ、Xeonは納期が遅れたり発送先に手違いがあったりと散々で、だいぶ後の到着となってしまったが。
ML110 G6の筐体はML115 G5よりも細かいところが改善され、作りは悪くない。取付・換装はおおむね問題なく終えたが、残ったのは爆音対策。個体差やロットによる違いがあるのかもしれないが、ML115 G5とは比べものにならないレベルで本当にうるさい。対策については記事を分ける。
さて、せっかくVT-d/VT-x対応のCPUを導入することもあり、できればVMware ESXiなどを導入したかったのだが、ネックとなるのはZFSを使っていること。仮想化で生のディスクを見せることができるのか、そしてその際の性能は、といったあたりを検証したかったが、今回は時間の都合上見送ることにした。
チップセットが変わりCPUもPhenom II X4 945→Celeron G1101(→Xeon X3450)となったが、NICもbgeで変わらないため、FreeBSD 8-STABLEはほぼ無変更で動いた。必要だったのは以下くらいのもの。

  • SATAポートがML115ではすべてマスターだったのが、ML110 G6ではマスター/スレーブ構成となっている。それに伴い、デバイス名がad4, ad6, ad8, ad10, ...からad4, ad5, ad6, ad7, ...へとずれた。ZFSはディスクの並びが変わったりしても何ともないが、4KBセクターHDD対策のため、起動時スクリプトでgnop create -S 4096 $devしている部分はこれに合わせて直した。
  • CPUコア温度の監視にk8temp(8)を使っていたのを、coretemp(4)+sysctl(8)に書き換えた。
  • /etc/make.confCPUTYPEopteronからcore2に変更した。

そんな具合で無事FreeBSD/amd64サーバが再稼働。IntelのCPUで動かしたのが初めてなので何だか不思議な気分。

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