さて、いよいよ空きっ腹を埋める時間がやってきた。イカスミのリゾットが到着。これがまた、ツヤツヤと黒光りする完璧な見た目。そして一すくい口に運べば、期待を裏切らない濃縮されたうまみがパァーッと広がる。舌と上あごで挟み付けたら、もう放したくないくらいだ。
しかし、そのうまみだけに耽ることを禁じるかのように、パスタの皿がものすごい勢いで運ばれてきた。
エビとアーティチョークのフェットチーネ。これはエキゾチックな珍味だ。どことなくトムヤムクンのような味がする…と思ったら、アーティチョークの酸味や土臭い風味とエビの殻のダシのせいだった。
そしてほとんど間髪を入れずに運ばれてきたのが、ウニのフェデリーニ。こんなにたっぷり入れちゃっていいんですかというくらいにこんもりと盛られたウニ。これは文句なしにうまい。4人くらいで分けても、遠慮しあうことなくみんなで堪能できるね。