姫の昇進祝いということで、中野の名店Il Primoへ。当日に運良く予約が取れたらしい。こぢんまりとした店内は家庭的で、気易い感じだ。
まず目を引くのが、HOSHIZAKIのシースルーな冷蔵庫に並ぶデザートの数々。お客はみな、あれに行き着くように調整しながら料理を選ぶのだろう。
一品目は、魚貝のバジリコサラダ。これはすぐに出てきたが、びっくりするうまさ。作り置きできるというのはすばらしいね。たっぷり張られた冷たいバジリコソースの緑が食欲をそそる。よくマリネされたイカ、タコ、エビ、アサリ、ホタテなどの魚貝は大粒で、その食感には思わず口元がほころぶ。搾ったレモン汁とバジリコ、玉ねぎの相性が抜群で、思わずソースだけ舐め続けたくなってしまう。白ワインにぴったり。
ただ、サラダがこれ一皿だけだと野菜に飢えてしまうということで、急遽もう一品頼んだ。
というわけで、野菜たっぷりのゴルゴンゾーラサラダ。これはシーザーサラダの強烈版と言えばいいだろうか。ソースはもちろん、スライスされたたっぷりのゴルゴンゾーラが濃厚に野菜を包む。純粋に生野菜を楽しみたい場合は、和える前に下の方の無垢な野菜たちをひっぱり出す必要がある。
ところで、またしてもドレッシングが甘酸っぱい味だったのだが、これはこの店のシグナチャなのかもしれない。