例のワインが昨日届いたので、いつもの二人を誘って家ごはん。今日のテーマは「ワインに合う鍋」。
まずはさっぱりとしたミュスカデで乾杯。非常に澄んだ味わいだ。十分に冷えているものだから、胃袋にキュッと来て、本能的な食欲が沸き起こってくる。まだ部屋が肌寒いこともあって、一同の切なる期待が鍋に向かう。
とりあえず、豚肉を軽くしゃぶしゃぶして試合開始。これだけではあっさりしすぎなので、石垣島ラー油、塩、ブラックペッパー、柚子胡椒などを各自加えて楽しむ。もちろん、ワインのためにカマンベールチーズ、鴨肉、オニオンスライスの盛り合わせも完備。
さて、いよいよ今日の主役の登場。新玉ねぎです!繊細な歯触り、ほのかな甘み、フレッシュな香り。辛くない、やさしい味です。生でつまんでもおいしいが、軽く火を通すと一層風味が増す。すばらしい。
ここから第二ラウンド。クレソンを投入し、続いてアスパラガスを投下。新芽の季節にふさわしい、あざやかな緑色。とにかく野菜が美味しい。新玉とスープは貴重なので、大事に残して育てます。
それでは、あのワインを開けましょう。先日出会って感動したChateau de la Negly Coteaux du Languedoc La Clape “La Falaise”の登場です。今日のは2003と一年違うけど、びっくりするくらい華やかなあの香りに再会できました。
これにはさすがに全員感動。俺と姫は二回目だけど、家で飲める幸せを噛みしめたのでした。
そして、Rolling K.の気の利いた一品で幸せ倍増。茄子とほうれん草を茹でて、中華風に仕立てた優しい味の一皿。本当に今日は野菜が主役だ。
鍋もいよいよ佳境。俺が炊いておいたコシヒカリを投入し、リゾットにして締めます。もちろん、Rollingのイタリア土産のパルミジャーノをまぶして。贅沢だ。
新玉ねぎがしゃきっとさを残したまま甘みを発していて、言葉を失うほどの旨さだった。あまりにすばらしいので、つい二本目のLa Falaiseを提供してしまったよ。一本は大事に取っておくつもりだったのに…。
あ、その場でまた5本発注しましたがなにか?
ああ、今日も満足。新玉がおいしいうちにまたやりたいね!