點(とむす)にて…

投稿者: | 2006年6月13日

 風邪をひいたときはいつも、一に水分をたくさん取り、二に辛いものを食べることにしている。発汗して代謝を上げ、全身をもって風邪とたたかうのだ。

 今回もセオリーに乗っ取り、こないだの麻婆丼の口直しもしたいので、中華料理の「點」に向かった。中杉通りの並木を歩くと心が和む。南口のフレッシュネスバーガーを過ぎると到着だ。

麻婆豆腐丼

 幸い空いていたので、麻婆豆腐丼を注文したらさっそく作りはじめる音が聞こえてきた。数分で出てきたのは艶やかな、見た目にも見事な一品。

 さて、麻辣の世界に存分にダイヴ!とばかりにパクリ。…あれ?おかしいな。もう一口。…あれ。

しょっぱいお!!!(;^ω^)

 明らかに味覚がおかしい。辛い(はずの)味が、すべて塩辛さに写像されてしまっている。何がつらいって、しょっぱさは水や茶を飲めば洗い流れるが、辛さはそれが効かないのだ。山椒から弾けるようにあふれ出す塩辛さが、口中を覆い尽くす。逃げ場のないしょっぱさ…。これはもう生き地獄だ。

 はぁはぁ言いながら、水を飲み、茶を飲み、白いご飯だけ口に入れても駄目。それはまさに苦行のようだった。なんとか、豆腐を食い尽くしたところでギヴアップ。

 あとで聞いたところによると、麻婆豆腐がおいしく感じられるかどうかでその人の健康状態がわかるのだと言う。うおー、それを早く言ってくれ!

 また体調を整えて出直します…。

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