そんな具合でiBookを気に入りつつも、G4 800MHzでメモリ768MBなのでパワー不足も感じる。補助も出ることだし、新しいのを買うか。
ここでIntel Macという手もあるのだが、買うなら次期OS「Leopard」が出てからにしたいし、せっかくiBook G4をいじっているときに新しいMacを買うのはもったいない。Windowsも動くというのは魅力的だが。
しかも、MacBook Proは2.54kgもある!iBook G4 12″(2.2kg)のおかげで、2kg超のPCを毎日持ち歩くのはきついことを体感させてもらっているので、残念ながら選択肢からは外れる。
今回の自分のニーズを整理すると、
- ノートPC
自分にとって最高の環境を作ったら、どこにでも持っていきたい。いろんなデータや無数にあるソフトの設定をいかに同期するかとか、そんなことは考えたくもない。ただ、セキュリティは要注意。
- 重量1.5kg前後
2kgを超えると、手に持った瞬間「重いなあ」と思う。同梱する荷物の制約も大きくなる。出先でPCを使うかどうか分からないという状況でも、迷いなく持っていける軽さであってほしい。ただ、外より室内で使うことの方がずっと多いので、1kg前後までの軽さは不要。
- バッテリー4時間以上
電源のないカフェなどで使うとき、バッテリー持続時間が2時間半とか3時間だと、使うそばからバッテリー残量の減りを目の当たりにすることになる。サスペンド・レジュームや移動の間にも減っていくし、残り30%くらいになると弱気になってきて、「もう閉じようか」などと思い始めるのが人の性というものだ。そうなると、気持ちよく使える時間は1時間とちょっとにしかならず、精神衛生上よろしくない。2時間超の会議や打合せはざらだし、電源なしで4-5時間はもってほしい。
- 英語キーボード
支給PCなら仕方ないが、自分で買うなら(いわゆる)英語キーボード以外考えられない。ポインティングデバイスのこだわりは捨てたが、EnterやBackspaceが一路遠かったり、無意味なキー満載のしわ寄せが右半分の配列に表れていたりするのは嫌だ。やむを得ずキートップ無視で配列をリマップして使うことも多いが、歪な配列への違和感は消えないし、人に触らせるたびに説明しながら戻したりするのは面倒。
- パフォーマンス重要
各種常駐ソフトを入れながらCygwinやVMwareを使っていると、CPUパワーやメモリ容量の重要性を痛感する。なんだかんだ言ってオフィスソフトはいろいろ使うしね。
ということでThinkPad X60とVAIO type S/SZ90に絞ったが、ほとんど出来レースか。メインとして使える性能とワイドディスプレイに加え、DVDドライブ, Bluetooth, FeliCaポート搭載の付加価値でVAIOに軍配を挙げて購入決定。
今後の対抗馬として考えられるのは、Let’s note Yシリーズの新製品か。ずっと使っていたからその良さは分かっているが、タイミング的に待てなかった。Core Duo搭載機では、もっとシックなデザインに変身してくれるといいね。