社団リーグ戦最終日(2)

投稿者: | 2005年11月27日

武蔵のゼッケン

 お昼を挟んで、第二試合は対「稲棋会 早稲田の栄光」戦。昇級も降級もなさそうな位置にいるからと侮っていたわけではないが、大苦戦を強いられた。

 まず、大将で出た自分が序盤で大失敗。石田流にミレニアムで対抗したが、右銀の使い方がどう考えてもおかしく、自分に腹が立つばかりだった。中盤に入る前に心が折れ、最後は無残な形で早々と投了。情けなや。

 そして周りを見ると、どこも苦戦している。U君は相振りの金無双の玉が5段目に引っ張り出されて飛車金銀を持たれて詰みそうだし、Y君も金銀の上ずった陣形で飛車交換を強要され、必死に頑張るも相手は駒得を安全勝ちを目指して落ち着かれ、つらそうだ。K君は例によって力戦矢倉の難しい将棋で、飛車がいじめられそうで大変な格好。Kさんも、総矢倉が受け一方の展開に。まずい…。

 しかし、ここから立て続けに奇跡が起こった。よそ見をしているすきに、U君は飛車をタダ取りして、65にいた玉はいつのまにか81まで引っ込み相手の攻めを完全に受け切っていた。Y君は何をどうしたのか、飛車打ちに対して打った自陣角が、遠く敵玉の頭まで効いて相手を詰ましていた。そしてなんとK君は相手の時間切れで疑惑の勝利!Kさんも根性の粘りで勝った。

 気づけば5-2でチームは勝利していた。信じられない…。そして、さらにすごいニュースが入る。2位だったチームが敗れ、なんと我々はこの時点で2位に浮上!次を勝てば自力で無条件昇級!興奮を抑えきれない。あとひとつ、絶対勝つぞ!!

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