テレビでまた「The Ninth Gate」を見た。そんなに怖くはない、おどろおどろしくもない、ミステリータッチの美しいホラー。ロマン・ポランスキーらしいカメラワークと映像美が神秘的。
ジョニー・デップ演じるコルソーの、まるでハードボイルドのび太君ぶりがいい味。部分白髪も似合ってる。ネタばれかもしれないけど、九枚の版画はコルソー自身の足取りを表しているんだよね。最後の、開かれた扉の光の向こうに何があるのか、あの女の正体は女神*1なのか悪魔なのか魔女なのか?このストーリーを二時間の映画にかちっとまとめて、しっかりと余韻を残す才能には感嘆。おすすめ。
その後、すごく詳細なレビューを見つけた。ストーリーも謎解きもぜんぶ書いてあるのでネタばれ注意。また再放送をやっていたらこれを踏まえて注意しながら見るとしよう。