これは結構苦労した。

  • ML110 G6のファンケーブルのソケットが通常と異なる。ただ、ピンのピッチは同じでほぼ並びが違うだけ(青ケーブルはなくてもOK)なので、マイナスの精密ドライバーで外してケーブルの線を入れ替えれば済む。余分な出っぱりはカッターで削ればOK。
  • CPUファンの回転数のIPMI上の閾値が下限1300rpm強と厳しく、変更もできない。また、この項目だけ検知をオフする方法も見当たらない。マージンを見て最低1400rpmとすると、静音ファンの採用は厳しい。特にPWMだと低負荷時には1000rpm以下に落ちるものも多いので絶望的にアウト。(正攻法では静音化は困難)
  • CPUのバックパネルが独自仕様のもので、ブラケット固定用のパネルとファン固定用のパネルが一体となっている。このため、バックパネル付属のCPUファンを買っても、標準パネルと交換用パネルは排他的なのでブラケットを固定できない。CPU破損のリスクを受け入れてブラケットなしでファンを設置してみたが、起動には至らなかった。(4-3-3-1のビープコードが鳴る)

さて、まずはリアファンをOWL-FY0925Lに替えた。リアファンに関しては回転数の下限が950rpm強なので、1600rpmのこの超静音ファンは合格だ。ファンの固定にネジは使えないが、備え付けファンのゴムをがんばって抜いて付け替えれば済む。最悪、結束バンド等を使ってもいいだろう。
これでだいぶ静かになった、と言いたいところだが、CPUファンの轟音のすさまじさの前にはその程度の違いは遠く霞む。ここまでうるさいとは思わなかった。生活に支障が及ぶレベルだ。始めは、Xeon X3450のリテールファンを使えばいいかと思っていたのだが、こいつが差し込み爪式で、備え付けのネジ式とは入れ替えられない。

そこで、予算オーバーとなるが奮発してScytheのTHERMOLAB TRINITYを購入した。ところが先述の通り、わざわざバックパネル付きのを買ったのにブラケットの都合で差し替えられない!
しかし幸いにもサーバ筐体は横置きのため、グリースの粘着力を信じて文字通り上に載せるだけにしたw 長い精密ネジがあればちゃんと固定できそうだが、そんなものは手元にないし近所のホームセンターにもなかったため、とりあえず木ねじを軽く止めて水平方向には動かないようにしたw
回転数問題については、ケース前方にOWL-FY0825L(回転数2200rpm)を吸気ファンとして設置し、そいつの黄ケーブルを拝借して差して騙すことで逃げた。CPUファンの故障検知を放棄し、逆に必須ではない吸気ファンが障害点となってしまうわけだが、予算でわかるようにもともとそこまでクリティカルではない(今回も40時間くらいはサービス停止した)からよしとする。
これで、冷却性能はむしろ向上したにもかかわらず、完全に超静音化した。
最後に、ML115 G5になくてML110 G6にあるうれしい機能がHP Lights-Out 100だ。独立して動くNIC付きマネージメントカードで、SSH/HTTPなどでリモートから本体電源をon/offしたりセンサーの値を見たりできる。有償ライセンスを買えばBIOS画面にもアクセスしたりできるみたいだがそこまでは求めないのでこれで十分。妻に電話してポチッてもらう必要がなくなった。
めでたしめでたし。

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