タイピングの話 (2)

投稿者: | 2007年3月1日

 最近、Colemak配列を見てその合理性に納得したので練習している。QWERTY配列に最小限の変更で最大限の効率向上をもたらすという考えはQWERTY配列熟練者に優しいし、Dvorak配列が推す交互打鍵よりもアルペジオ打鍵重視というのも自分のタイピング体験と符合するものだ。

 実際、文章はまだ遅いもののほぼミスなく打てるようになった。しかし、ショートカットキーの移行は存外に厳しかった。Emacsで中止しようとCtrl+Gを連打したらColemakではCtrl+Dになって文字が削除されてしまったり、せっかくGNU screenのプレフィックスキーを打ちやすいCtrl+Lにしているのに人差し指を上に伸ばさないといけなくなっていたり、といった具合だ。

 こうした苦痛から逃れるため、Dvorak配列を実現するソフトのうちいくつかにはショートカットキー、つまりメタキーとの組み合わせについてはQWERTY配列を保持する設定ができるものがある。それはいいアイデアだと思ってこれに倣おうとしたのだけど、Emacsの2ストロークキー、3ストロークキーで絶望した。

 キー一発で配列切り替え、というのも考えたが、それは逆に移行の障害になる気もして、今はマウスでいちいち切り替えるということをしている。さて、腹を括るか、何か捻り出すか、どうしよう?

カテゴリー: Tech

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