前作”EmOcean“のすばらしいできばえに感動して久しいが、新作”Kailash“が去年出ていたことに今ごろ気づいて入手。
これもいい…。テーマに沿ってエキゾチックな音色やエフェクトも織り込みつつ、エッジの効いたスリリングな変拍子リフパートと耽美的なシンフォニックパートのコントラストが相変わらずすてき。
表向きはヴォーカリストのソロアルバムだけど、一人コーラス連発でうっとうしいとか、いろんな声色使いまくるのが気持ち悪いとかいうことがない。キーボードもギターものびのびやってるし、いい意味で余計な力が抜けていて心地よい。
アマゾンにリンクを張ったものの今は高い中古しかないっぽいので、安い(2,000円以下)出品があるときに買うか、HMVでも探してみて。

Amazonに発注した”Revoiced“が到着。これは、Hubi Meiselがvocalistだった時代の2枚のアルバムの曲を再録したもの。
メロディラインはだいたい忠実に再現されているが、ヴォーカルラインは現vocalistのRolland Stollの持ち味に合ったアレンジになっている。
正直言って、”End of Silence“を聴いた後だとさほど違和感がないと思うが、オリジナルの”Very“のイメージを持ったまま聴くと違和感は相当なものだった。やはりRollandのヴォーカルのスタイルが起伏に富んでハード寄りなので、まだ耽美ムードの濃かった時代の楽曲と喧嘩してしまっている。あと、細かいことだけどngの発音のエッジが気になる。Hubiはひたすらに甘くて滑らかだからなあ。
まあ、聴き比べるのは楽しいね。残念なことに”Very”はもう中古でしか入手できないのだけど。根気よくチェックして、Amazonマーケットプレイスで日本盤をゲット!

N902iSのEdyの残額が四千円ちょいだったので、使い切って911Tに移行しようと思っていたら、ちょうどいい物を見つけた。FMラジオ付き防水スピーカーのTWINBIRD AV-J122W。水に沈めたら死亡なので防水というより防滴だと思うが、ともかく、これでバスルームにも音楽を持ち込める。
中に何を入れるかというと、Sony DR-BT21Gのおかげであぶれ気味だったVGP-BRM1。リビングルームからバスルーム程度なら悠々Bluetooth圏内なので、お風呂でもiTunesが楽しめる。iPodでいいじゃんというかもしれないがそれは違う。新しいCDを買って帰ったときなんかに、エンコーディング→転送→プレーヤをスピーカーに格納、というステップを踏まなければならないのは痛ましすぎる。Bluetoothレシーバなら、PCに突っ込んでBluetooth設定をしたらスピーカーを持ってバスルームへ。すぐにシャワーを浴びながら聴ける。
同種の製品の中では安い方だけど、バスルームで聴くには十分な音質で悪くないよ。FMラジオ付きなので、FMトランスミッタと組み合わせるのもありかも。ビバ!ミュージックライフ!

待望のRush最新作、”Snakes & Arrows“が到着!前作は実験的なアルバムという印象だったが、今作はどうかな。
さっそく聴いてみると、間違いなく前作の延長線上にあるが、アレンジがかなり洗練されている。アクースティックアンサンブルもふんだんに織り込まれ、インストゥルメンタルで聴かせる曲が粒ぞろい。グルーヴ感は”Presto“(1989)〜”Roll the Bones“(1991)に近い。
そしてAlexのギターソロが帰ってきた!Geddyのキーボードは帰ってきませんでした。ここ数作同様、パーカッションがやや引き気味なのと合わせ、かなりギターオリエンティッドに聞こえる。盤石のリズム隊のもと、自在に歌い踊るギターの表情の豊かさは他に類を見ない域に達している。
歌詞と歌については、いいんだけど、ちょっと一人コーラスが多すぎるかな。前作と比べるといろいろエフェクト使って工夫しているのでだいぶ緩和されているけど、同じハーモニーで歌詞を反復されるとやや冗長に聞こえる。
ともあれ、今のRushに求めるすべてが詰まった、至高の一品であることは確かだろう。いたずらっぽいところも見てみたいが、それはライブでのお楽しみかな?

これを今まで聴いていなかったのはもったいなかった。「Printed Jelly」ではフロントマンが森園勝敏から佐藤ミツルに替わっても情緒あふれる陶然とした音楽性は残っていたが、さらにポップ路線を押し進めた「bao」はあまり心に響くものを感じられなかった。
ところが、次作で’70s最後、そして当時の四人囃子最後の作品、「NEO-N」はただのテクノポップかと思ったらとんでもない。緻密な変拍子と変則コード進行が、コミカルでたまらなく心地良い。ヴォーカルとギターはすっかり後ろに引いて、エレクトリカルなアンサンブルのピースになっている。
収録曲の中ではN・P・K(4:4:2)をいたく気に入ったので、0分23秒〜0分39秒くらいを着信音にした。SoftBank 911Tは、SMAFファイル(.mmf)にしてmicroSDに入れて本体にコピーすればいいだけなので楽だ。いい感じ。
腹を満たしたら、吉祥寺WARPにライブを観に行った。Conti企画の「EXPO!?/Pavilion.03-ロボット館-」。

Machine And The Synergetic Nutsが出演ということで行ったんだけど、トップバッターにContiが登場してはっとした。前に聴いたことある!インドの楽器シタールとドラムで非常にタイトかつポップな変拍子音楽を奏でる二人組。シタールのとぼけた音色と畳みかけるようなドラムは、二人のMC同様、漫才の掛け合いのようだ。楽しませてもらいました。メトロポリス!

2バンドを挟み、目当てのMachine And The Synergetic Nutsが登場。
MSG〜M.B.をひさしぶりに生で聴けてよかった。Space Shower TVに、2005-03-05のライブの映像があります。後半のロボットネタのカバー曲メドレーに会場は盛り上がっていたけど、自分にはわからなかった。今夜限りだと思うのでざんねん。
新譜は今年は出るのかなあ。楽しみにしよう。
ついにやっと、ぽんかすさんの晴れ姿を見られました!ヨンスターライブ!
あおぞらさんがヴォーカルとベースと時々ハモニカ、ぽんかすさんがギターとハモニカとコーラス。確かにちょっと硬かったかもしれないけど、楽しい音と歌でした。かっこいい。
詩について思うのは、感情が時間に沿ってなめらかに流れるのではなくて、日常のスナップショットが離散的に置かれていく感じ。紙芝居、パラパラマンガ的な自画像とでも言うのかな。描き方が軽妙で、締めを直接的には描かないのが前向き。ちょうどいい安直と、過ぎない葛藤。閉じないことが青さであるが、しかしそのことにおいて成熟している。永遠の青年。永遠の青い空。もうすぐ、春だなあ。
いやー、久しぶりに生の音楽を聴きに行ったよ。むぢゃ、ダムダム団、内核の波の競演です。濃かった!
トップバッターはむぢゃ。金澤美也子のハードコアボーカルバンドだが、ぶっちゃける*しろうも絶叫発狂満載なのでどうさらに過激化するのか興味があった。そういえば、入場のときに名前を名乗っているのに「お客様のお名前は?」と何度も訊かれて不思議だったのだが、後で気づいた。俺の名前とそっくりじゃん…。ぜんぜん曲を知らないので最初は入っていけなかったが、三曲目くらいから馴染んできた。絶叫と轟音のハードコア部と、秩序だちつつもへんてこな変拍子部とが、「狂」と「躁」を鮮やかに奏で分ける。ずっと聴くにはしんどいという問題と、る*しろうがおとなしく感じられるという感覚破壊の大問題があるが、折りに触れてチェックしていきたい。
続いてはダムダム団。こいつらのロックはハートがあるよ!ハイテンションでぶんぶん癖球を投げてくる様は胸がスカッとする。バッティングマシーンは要らねえ。ところで、新しいベーシストはまだダムダム団のオーラをまとえていない気もするが、プレイは安定していて力強かった。新曲もよかったし、バンドとして前回見たときより確実に進化している。ボーカル・ギターは野太さを増し繊細さも身につけ、ドラマーのハイテンションとシュールな言動はもはや「安心して見ていられる」までに昇華し、客にも認知されている。今後の彼らにもさらに期待!
トリは今回のメイン、内核の波。機材もセットリストも来月下旬開催のメキシコのBajaProgのプレビューになるらしい。それにしてもFOCUSやUnivers ZeroやTony Levinと対バンてすごいな!幕が開いて全員いつもの血染めの白衣で登場…と思いきや、”ちびっ子”フルートが着物で登場。なんか垢抜けた感じで素敵!こういう和の演出から曲目から、確かにメキシコ仕様だった。予想以上にヘヴィな曲中心で、大作”Shell”も完全演奏。個人的には弾きまくり吹きまくりユニゾンピロピロギュルギュルの曲も好きだし、トランペットも導入したムーディな曲も好きだけど、何がラテンの太陽の下でライブ向きかを考えればこれはいいチョイスだと思った。単なる超絶プレイにとどまらず、悪が付くほどノリまくり、馬鹿が付くほど騒ぎまくり、楽しすぎワロタ。メキシコでも大観衆に乗せられてさらに突き抜けてくれるに違いない。ロックだぜ!!!
演奏終了後、物販コーナーに寄る。ほとんど持っているので迷ったけど、むぢゃの女性陣が直々に売っていたのでDVDを二枚買って帰った。充実の3時間半でした。
せっかくの入替戦のチャンスだったが、後ろ髪引かれる思いで一路川崎へ。今日の集中力では足手まといだったに違いないと自分に言い聞かせ、みんなの活躍を祈る。
浜松町から川崎は近い。ほどなく親友Hと久しぶりの再会を果たす。彼としか通じない間、というものがある。たぶん、誰を加えてもぎこちなくなる気がするからいつも二人で会う。お互い仕事で忙しかったりするので、年に一回のKENSOのライヴは、格好の再会の口実として恒例化している。
実は、忙しさにかまけてKENSOの新譜、「うつろいゆくもの」をチェックし忘れていた。というか、一ヶ月も前にCDが出ていたことを会場で知った体たらく。当日発売開始とばかり思い込んでいた。予習なしのライヴとなってしまったが、これほどの期待感もそうそう味わえまいといい方に取る。
開演前、Hが携帯でクソゲーをダウンロードしたというので、見てみたらストIIだった。しばらく遊んでみたが、携帯で飛び込みからの連続技なんて無理!投げハメとかあり得ないキャンセルコンボで遊ぶ代物だった。そんな中、Hが飛び込みキックからの電源ボタン連続押しの電撃コンボを華麗に決めた。本当にクソゲーだった…。
ほどなくライヴが始まった。それはすさまじいパフォーマンスだった。前作で導入した新しい楽器、声、リズムなどの要素を吸収・同化して、森や自然そのものがロックしているような、本能と野生のうねりを体感した。フォーバスの重量感もすごかったし、ベースは冴え、ギターは呻り、キーボードの厚みと彩りはすばらしかった。正直をいえば、ギタープレイに関しては旧曲の方が目立つが、役割が変わってきたということか。
体は本当にしんどかったが、軽妙なMCにも和まされて、たっぷり二時間半を楽しみきった。最後の「精武門」のスタンディングでの盛り上がりは格別だった。リズムが複雑だからノりづらいけどね!
ライヴを終えての二人の感想は、「すごかったが、何がすごかったのかはまだよくわからんな。」だった。ただ、ついに、新生KENSOでしかなしえないものを味わえた実感は強く残った。あとは帰ってじっくりCDを聴き直すとしよう…。