坊やの生後百日に、家族を招いてお食い初めの儀式をした。横浜の料理屋から祝い膳を取り寄せ、酒やら何やら買い込んできてみんなで豪華なお祝い。酒は好みの「酔心」。和の後はワインとチーズを挟んで松濤カフェのシフォンケーキでティータイム、とまさにフルコース!だが当の主役はまだ食べものに興味なし!
子供のためと言いつつ、何かとお祝いに託けては盛大に飲る大人達、昔から変わらぬ情景。
最近の成長というと、泣き方や動きの起伏が激しくなってきたのと、声を出して笑うようになってきたことが大きな進歩かな。この記事は二週間も後に書いているのだが、ずいぶん前のことのように感じる。





祝い膳はどうなったかというと、酢の物と煮物とフルーツはみんなで分け、汁は俺が啜り、赤飯は妻が食べた。鴨肉とゼリー寄せはワインのアテとなり、尾頭付きの鯛は、ちょっとつついて食べたところ皮も身も硬かったので、翌日鯛めしになりました。これが素晴らしく旨かった。おめでたい。
いつものごとく、飲んで食べたというばかりの記録ですが、まあこんなところで。
ブラタモリはとても上質な番組で、楽しみにしている。ガイド役や地元の人とともに紐解かれていく歴史、めったにお目にかかれない水路や地下からの風景。ぶらりと歩きながら、土地々々の今昔が鮮やかに描き出される様には心底わくわくさせられる。何よりCMがないので落ち着いた気分で見られて楽しい。
先日の品川の回にあられ屋さんの「あきおか」が出てきたが、たまたまこないだ妻の産後のお見舞いでいただいたお煎餅の詰め合わせがそのあきおかの品で、これがえらいおいしかった。もちろん海苔と言えば品川、品川巻きで有名な老舗だけあって海苔巻きがいちばんおいしかったけど、もう食べちゃって残ったのは写真の一枚だけです。
品川に用事ができたら買ってみよう。あ、ともちんの職場が品川だっけな?
最後はやっぱりここかな。牛テールのホワイトシチューおいしいです。(^∀^)

黒胡麻太肉担々麺 五辛
面会の帰り、二日連続で来てみた。今日は黒胡麻担々麺を注文、昨日の辛さに味をしめて「五辛」と指定したものの、「五辛!唐辛子が五本入っていますがよろしいですか?」と店員に確認されて戸惑う。しかし引き下がれないので承諾したら、こんなのが出てきた。あれ?そういや昨日のは五辛で唐辛子二本だったよな…。ここでまさかのダブスタ?!
口に運ぶと辛っら!!!背筋に冷や汗かいた…。中本の北極なんてめじゃねえ、北極星の彼方へ行けそうでした。後半は酢を投入したけどぜんぜん効かねえww 張り紙には十五辛まで書いてあるけど、どう考えても無理だろw
でもうまかったです。もし次回があれば「唐辛子二本」で注文する!

白胡麻担々麺 五辛
ともかく生まれて安心したので、妻との対面までの暇に彼女の家族と食事に出た。病院周辺は食べるところが少なく、立ち食いそば屋とマクドナルドくらいしかない。イタリアンぽい店もあったがなぜか貸切営業だった。子供が生まれて最初の食事としてさびしくないものをと思い、引き返して反対側の中華料理屋へ。
担々麺の辛さを選べるということなので適当に五辛にしたら、調理場から漂ってくる空気で目がしみる。食べるとけっこう痛いが、胡麻と挽肉のうまみもしっかり感じられて、自分にはバランスがちょうどよかった。これはまた来てもいいな。
寝坊。パールセンター入り口のはな福で昼を食う。レタスチャーハンと醤油ラーメンのセットにしたけど、平凡でつまらなかった。隣のマックで今日発売のグラコロを買って行こうかと思ったけど、飯との取り合わせがジャンクすぎるので自重。

さて、ついに温かい料理が運ばれてきました。穴子とフォアグラのキャベツ包み。一目見て、ボリュームがすごい。きれいに二皿で出してきてくれるのでコソコソ取り分ける必要もなく、仲良く同じ料理を味わえます。アラカルトだけどコースみたい。
これにナイフを入れ、とろみのついたソースを絡めて口に運ぶわけです。うわ、穴子とフォアグラの境目がわからない!うまい!こう芳醇なうまみのパンチが内側から放たれたのでは、頬がだらしなく緩んでしまうのもしかたない。ソースも絶品。この菜っ葉はなんだろう。強すぎない個性が、とてもいいアクセントでした。
ここらで赤ワインも選ぼう。赤もよく悩みました。ソムリエに選択肢を挙げてもらった中から、最高のヴィンテージワインをチョイス。98 Clos Vougeot Daniel Rion。ああ、こんなおいしいワインをいただいてしまっていいのでしょうか。いいんです!
ブドウの味わい、タンニン、スパイシーさ、甘酸っぱさ、ワイルドさ、なめらかさ。調和とかそういうレベルではなくて、すべてがそれぞれに主張しながら、お互いに負けていないんだよね。この堂々たるヴィンテージには味蕾から脳天まですっかりやられました。何年に一回かでも、こんなワインを飲めたら幸せ者だ。

そして、料理も絶頂を迎えます。白子のガレット パイ包み レンズ豆のソース。いやあ、言葉もない。なんというすばらしい造形。パイとかタルトは底のところがあまり気に入らないことが多いんだけど、このガレットは文句なし。
サクサクのパイ生地の中には、とろっとした新鮮な白子がたっぷり。香ばしいガレットを添えて、レンズ豆のソースで召し上がれ。本当に感動した。
前菜二品だけで心底満足してしまったが、まだメインが二品。ゆっくりワインを楽しみましょう…。(つづく)
夜はミーティングを途中で抜けてコート・ドールへ。白金高輪から、タクシーで10分ほどの三田ハウスは落ち着いた佇まいだった。
ちょっとドキドキしながらドアを開け、フロントで名前を告げる。ここまではけっこう緊張していて、万が一カードが使えなくなったらと思って現金で十万も財布に入れてきたほど。到着もぎりぎりになってしまったので、納得の行くオーダーができるか心配にもなっていた。
しばらくして通されたテーブルは、電話で予約したときに最後のひとつと言われたラッキーな席。ここは言わずもがなの高級なお店だけど、もてなしが丁重かつやわらかくて、とてもリラックスした気分になった。
まずはシャンパンをいただいて姫君と乾杯。半月遅れの誕生祝いだ。そしてじっくりメニューを吟味する。残念なことにオマール海老と鴨がもう切れてしまったということで凹んだが、豊富に残るオプションから悩みに悩み抜いて料理を選ぶ。
注文のときに、何皿くらい食べられるものか聴いたら、男女二人なら前菜二、三皿にメイン二皿程度で十分だと言う。本当かなと思いながら、五皿頼んだ。
次にワインを選ぶ。これも相当に悩んだ。ソムリエがえらかった。一押しの白についての説明がとても魅力的な一方で、姫の思い入れのチョイスについても、その良さをいろんな言葉で表現してくれる。当然大いに迷うわけだけど、これは楽しい時間だよ。最終的に選んだのは姫のファーストチョイス、00 Pouilly-Fumé Grand Millésime。本当にすばらしかった。辛うじて、これを味わう舌を持っている喜びに浸ったけれども、今振り返って、それを雄弁な言葉で表現する舌の方は持ち合わせていないのだった。おこがましい、ともいう。白がこんなにうまいと思ったのは初めて!とだけ言っておこう。心の中に、味の記憶を大切にしまっておくことにします。

まず運ばれてきたお皿は、赤ピーマンのムース トマトソース添え。これは全員に振る舞われる名物なわけですが、これがね、笑っちゃうくらいおいしいんです。スプーンですくって口に入れたら、もうそのまま固まってしまいたい。赤ピーマンのほのかな甘みと、トマトの酸味が口の中で絶妙のストライプを成します。
ひんやりと冷たいので、脳天をしゃきっとさせつつ、舌の根っこの味覚をゆっくりと起こしていくような、そんなすばらしいアペタイザー。

次は野菜のエチュベ。これも冷たい、酸味の利いた一品。この野菜は酢で蒸してあるはずなのだけど、どうしてこんなに歯ごたえがいいのだろう。蒸し具合が技なのだね。白ワインも進みます。
最近の不摂生で口の中が若干荒れ気味だったので、突き刺す酸味に叱られているようでした。そう、おいしいものは体調を万全に整えていただきに参らなければなりません。
さあ、味覚は起きた。何でもござれ!

今夜は素敵な店に行くので昼は軽く流したいところだが、かといってあまりにひどいものを腹に抱えてしまっては後から来る料理に失礼とも言える。
そんなときはカレーがちょうどいい。煮込み料理なので消化がよく、スパイシーなので内臓の働きも活発になるはずだ。というわけで、カレー研究所にやって来た。いろんな種類のカレーがあるが、まだ試していないものがいいと思ってインドネシアカレー。オプションでスパイス二倍、辛さ二倍。牛肉と茄子がたっぷりでなかなか。そんなに辛くないので辛めにしてちょうどよかった。
パサージュ阿佐ヶ谷のエスカレーターの麓にあるカフェに入ってみた。カウンターだけのお店で、ランチメニューを見るとどれも軽めなので、ブランチにちょうどいい。

鶏のスパイシー焼きランチを注文。本当に、これでもかというくらいスパイシーだった。メインのプレートのほかにスープとサラダ、そしてヨーグルトがかかったひとくちサイズのチーズケーキに、紅茶までつく。いろんなものを少しずつってあたりは女性向けだろうか。
掛かっている音楽がよかったな。ブラックソウルなんだけど、ブラスセクションとベースラインが秀逸だった。手元には絵本が置いてあり、モニターにはトイ・ストーリー2が流れている。全体的に趣味がいい。