ヘッドホンにおける物理的な弱点は、何と言ってもコードにある。柔らかいコードは絡みがちで、硬いコードは取り回しづらい。いずれにしても長年使えば被覆のひびや断線からは逃れ難い。
Shure E4cを買って以来同社製品を愛用しているのだが、その耳の後ろにかける方式がコードに掛ける負担は半端ない。抜けたり落ちたりしなくて快適な反面、ぜんまいみたいな癖がついてしまって、二年くらいするとだいたいひびが入ってしまう。保証期間内なら修理(いずれお世話になるので海外からの輸入はお勧めできない)に出せば済むが、いずれ期間が切れて壊れる日はやってくる。俺にもやってきた!
左の写真のように愛用のSE530に入ってしまったひびの補修に挑む。まず、メンディングテープやセロテープは見た目がひどいだけでなく、柔軟性がないのでカーブに沿わず耳に当たると痛い。ビニールテープは良さそうに思えるが、十分に吸着させるには何周か巻かねばならず、厚くなって見た目が悪い上に重くなる。また、張り際の糊がベタベタして不快だ。
そこでコニシボンド、アロンアルファ、セメダインなどのシリーズから接着剤をいくつか試したところ、結論としてはセメダイン スーパーX2がいい感じだった。右の写真のように埋めてしまう。固まるとぶよぶよのシリコンゴム状になるので、ひびを包み込んだまま曲げに追従してくれる上、耳に当たっても違和感がない。膨れすぎと思ったらカッターで削ることができる。また、気に入らなければカッターで割いてもいでしまえば元通りだから何度でも補修し直せる。
どうってこともない情報だが、検索しても出てこないから試して書いてみた。何万円もするものだから大事に使いたい。今回はクリア(無色)を使ったが、ブラックもあるようなので今度買って試すつもり。
なお、断線したときなど、線を一度切るのがありならRolling K.先生指摘の熱収縮チューブが使えそうです。
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工夫と趣向と分別と。 – セメダイン スーパーX2 ブラックはえらい
[...] 先日の記事で紹介したセメダイン スーパーX2 ブラックだが、これはよかった。同記事で紹介したクリアの方はどうも見た目がいまいちだったので改めてブラックを購入して試したのだ。ヘッドホンコードの破れた部分に多少厚めに塗ったところ、ひびは見事に補修され、固まればダークグレーの黒いシリコンゴム状なので、さほど見た目も棄損されない。気になる耐久性だが、三ヶ月が経過した今もまだへたっていないので十分と言えるだろう。 [...]
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