待望のRush最新作、”Snakes & Arrows“が到着!前作は実験的なアルバムという印象だったが、今作はどうかな。

 さっそく聴いてみると、間違いなく前作の延長線上にあるが、アレンジがかなり洗練されている。アクースティックアンサンブルもふんだんに織り込まれ、インストゥルメンタルで聴かせる曲が粒ぞろい。グルーヴ感は”Presto“(1989)〜”Roll the Bones“(1991)に近い。

 そしてAlexのギターソロが帰ってきた!Geddyのキーボードは帰ってきませんでした。ここ数作同様、パーカッションがやや引き気味なのと合わせ、かなりギターオリエンティッドに聞こえる。盤石のリズム隊のもと、自在に歌い踊るギターの表情の豊かさは他に類を見ない域に達している。

 歌詞と歌については、いいんだけど、ちょっと一人コーラスが多すぎるかな。前作と比べるといろいろエフェクト使って工夫しているのでだいぶ緩和されているけど、同じハーモニーで歌詞を反復されるとやや冗長に聞こえる。

 ともあれ、今のRushに求めるすべてが詰まった、至高の一品であることは確かだろう。いたずらっぽいところも見てみたいが、それはライブでのお楽しみかな?


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