のじ庵から冬馬まで

投稿者: | 2007年2月19日

 夜は、西荻は神明通りの「のじ庵」に行ってみた。去年まで西荻ビール園だった場所だが、そこのオーナーが別ビジネスで忙しくなってしまったのが閉店の理由らしい。新しい店のマスターは脱サラのおやじで、名刺を見た限りでは店名は自分の名前から来てるっぽい。

 生ビールのラインナップからサッポロは消え、アサヒのみになっている。スーパードライと熟撰はまずくて嫌いなので、オリオン、琥珀の時間、富士山と飲んだ。富士山はもう製造終了らしいので、これで最後かもしれない。

 ビールのほかには、焼酎と日本酒がそれぞれ十種類弱程度。「モヒカン娘」という日本酒が、ラベルデザインも斬新でおもしろかった。甘くなく、また特段辛くもなくスムーズだが、後味に独特の荒々しい風味が鼻孔を突いてきて、悪くない。焼酎代わりにもいけると思う。

 肴には、大山鶏や種々の魚を使った料理が並ぶ。旬の魚の焼き物が数種類あり、迷ったのでえぼだいと笹ガレイのふたつを賞味した。ほかには牡蠣の昆布焼きと大山鶏の焼き物、そしてキュウリの漬け物をつまんだ。どれもよくできていたが、野菜物が少ないのが弱点で、ここを充実させないと客層は広がらないだろう。肉と魚ばかりでは飽きてしまう。

 どちらかというと淡泊なものばかり食べたので、アサヒとの相性は悪くなかった。むしろキリンだと苦みや独特の甘みがうるさいと思う。ビールを飲みに行くというよりは、肴を食いに行くという感じか。まだオープンしてまもないので、少しずつよくなっていってくれれば。

 店を出た後、すぐ横のバーPに入るが、他のお客さんと話し込んでいたので、一杯だけで出た。本当は野菜っぽいパスタが食べたかったんだけど、サラダだけでがまんした。(これはうまかった) 外は寒いし、そろそろ帰ろうかと思ったが、姫がラーメンをご所望。前に行って印象のよかった某店に入ったが、おかみが水だけ出したあと奥に引っ込んでしまい、注文を取りに来ない。呼んでも呼んでも返事がないので、大層むかついてそのまま店を出た。もう行かないかもな。

 そのあと歩き回ったが第二、第三候補も開いてなくて、結局「冬馬」に入った。つけ麺と味噌ラーメンを食べたが、味噌ラーメンは量産スープの味がしていまいち。まずくはないけど、いかにもチェーン店という感じ。つけ麺は酢の酸味が効いていて飽きずに食べられたが、まあふつうかな。実は、セットのチャーシューご飯がいちばんうまかった。お腹いっぱいで食べ切らなかったけど。

 うーん。不完全燃焼で暴走した感じ。食い過ぎた。明らかに野菜不足なので、西友で野菜ジュースを買って帰りましたよ。

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