次に検討したのは携帯万能を利用する方法。このソフトはけっこうよくできていて、Windows版とMac版の両方が用意されているのがうれしい。ただし、両者は一部のデータ形式が互換になっているのみでまったく別のソフトである。Windows版にはvCardのインポート機能がなく、Mac版にはブックマークの編集機能がなかったりするのだが、そうした情報をサイトに詳しく書いていないのは不親切だと思う。

 Mac版は携帯Sync for MacのようにiSync conduitこそ提供していないものの、iSyncの機能をアプリ側から呼び出すことでアドレスブック, .Mac, iPodなどとの同期を実現しているようだ。メモリダイヤルとアドレスブックでそれdぞれ編集した内容を相互にマージできるのはすばらしい。ただ、アドレスブック側でうかつにデータを編集してしまうと、前項の問題でデータ劣化を招いてしまうので注意が必要だ。

 ちなみに、携帯万能と携帯Syncは、FOMAケーブルについて互換性があるので、両方試したい場合は片方のケーブル付属版を買い、もう一方のダウンロード版を買えばいい。Macで使うときの注意点として、携帯万能のFOMAケーブルドライバがロードされていると携帯SyncでのiSyncができない。これはサポート情報にも書いてあるので参照のこと。また、携帯万能のモデムドライバとFOMAUSBDriverも衝突するので、前者を入れた場合は後者をアンインストールすること。

 さらに付随情報として、FOMAの64kbpsデータ通信はサポートされておらず、384kbpsパケット通信しかできないようだ。64kbpsデータ通信をしたい場合は、M1000などのBluetooth端末を手に入れてBluetoothモデムで使おう。

 話を元に戻す。携帯万能メモリダイヤルを使うことにしたのはよかったが、不幸にもそのとき、新しく買ったVAIOにメイン環境を移行してしまっていたので、Windows版携帯万能でもインポート可能なContactXML形式を経由することにした。

 ところが、である。vCardからContactXMLへのコンバータをあらかた書き終えたとき、気づいた。ContactXMLにはグループという項目がない!!!

 だいたい仕様書の記述もまったくいい加減だし、タグ・属性名の表記もセンスがないと思っていたが、まさか要素が足りないとは…。ゴミ箱へ直行!俺の小一時間を返せ!ヽ(`д´)ノ

 結論。ContactXMLは捨て。


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