社団リーグ戦最終日(3)

投稿者: | 2005年11月27日

 そして第三試合は対「埼大OB」戦。すでに降級が決まっているが、そういうときこそ意地を見せてくるだろう。まったく気は抜けない。

 大将はこの日2連勝のM川君に任せ、再び副将で戦う。相掛かりの後手で、中原囲いから5筋を突く。プロでは苦しいと言われている形だが、23歩を打っている代わりに左銀が使えるので、飛車桂を牽制しながら戦えば力戦に持ち込みやすい。

 55の位を活かして54角と据え、うまく両の桂が捌けて優勢になった。。

 右を見ると、M川君が相振りの出だしからハメ手みたいな筋で短手数で勝っていた。効率いいなあ。

 左を見ると、M本君得意の振り穴に対し、相手はビッグ4かまぼこ。居飛車の飛角の細かい動きで一方的に捌かれそうだったが、うまく捌き合いに持ち込み、54銀63金型で若干薄く見えた穴熊をうまく補強し、玉頭攻めを絡めて局面をリードしていた。

 自分は今年は逆転を喫することが多かったが、ここまで来たらもう逃さない。きっちり寄せ切って勝った。そしてチームも5-2で勝利!準優勝で1部昇格を決めた。本当に信じられない気分だよ。

 去年参戦して3部からスタートし、できすぎの優勝で2部昇格を決めたときの目標は、残留争いには巻き込まれず、できれば優勝争いにちょっとでも絡んで、入れ替え戦で勉強させてもらおう、そしてみんなで力を付けて、いつかこのチームで1部に上がって、最高の舞台で指してみたい。そういうものだった。

 それが、なんと一期で2部を抜けられるとは。初日にいきなり2敗でスタートし、二日目も1敗を喫したときにはもう昇格はないと思っていたが、最後の最後で願ってもない幸運に恵まれた。

 通算で11勝4敗、団体個人戦の勝ち点0.5を入れて勝ち点11.5。もし0.5がなかったら3位で、入れ替え戦だった。その入れ替え戦は三回戦のあとに続けて行われたが、2部リーグ赤と白で1部のチームと戦った4チームはいずれも敗れ、昇格を果たせなかった。それを思うと、我々は本当に幸運だった。

 所司七段から賞状と副賞のチェスクロック2台を受け取りました。ばんざーい。

 東将連サイトの2部の結果のページに記念写真があります。ここに写っている以外にもたくさんの先輩後輩が力を合わせてがんばりました。I’m so proud of the team!

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