目覚まし時計の効用

投稿者: | 2004年7月11日

 僕は、目覚まし時計をセットしないと延々寝続けてしまうだらけた人間なのだが、目覚ましをセットしておくと、不思議と鳴る前に目が覚める。それも、セットした時間の数分前に一発で起きるということが多い。

 これは、目覚ましをセットした段階で、明日はちゃんと時間には起きなければならないということが頭にすりこまれ、自律神経レベルでそろそろ起きる時間だとか認識できるようになるということだろうか。我ながらおかしな気分である。「明日は早く起きなきゃ」と強く思っていても、目覚ましをセットしないと起きられないというのに。

 そういえば、仏教では五感(「前五識」)と意識(俗に言う第六感)の六識を挙げているが、唯識ではそれに加えて第七識「マナ識」と第八識「アーラヤ識」を発見、定義している。こういう不思議な習い性のようなものも、アーラヤ識に根差した種子のしわざなのかしら、と思ってみたりした。もしそうなら立派なもんだな、ねぼすけのくせに。

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